<日文便り>
こんにちは、日文の山田です。
今回は私が担当している3年生のゼミ(近現代文学)の様子について紹介します。
一年間、短編小説を幾つも読んで、考え、グループ発表をし、議論をする場です。
以下、ゼミ生による紹介文です。ご覧ください。
(山田夏樹)
——————————————————————–
演習では、複数の短編小説を学生全員で読み、その中から各自で論じたい作品を一つ決め、2人以上のグループに分かれて発表をする、という流れで授業が進んでいます。
発表日までに論点をまとめて発表資料を制作するのは大変ですが、有意義なものであると感じています。
同じ性別、同じ年齢の人間が集まって、同じ作品を読んでいるのに、グループの発表では多様な解釈が話題にのぼるからです。
作品を「今の私たち」に引き寄せながら読解し、発表を聞き、時間の許す限り意見交換をして、作品に対する自分の意見を再考します。一つの短編小説を無限に咀嚼できるのです。それがこの授業の面白いところだと思っています。
他の学生と似た意見を持つこともあれば、違う結論に辿り着くこともあり、授業のたびに新しい発見があります。
文学作品を研究していくうえで、大きな糧となる演習の授業、楽しくて仕方がないです。
(日文3年・丹)
——————————————————————–