多様な背景の人々が学び合う場

〈日文便り〉

5月18日(土)に本学(1号館)にて、昭和女子大学・BPC研究会共催「『協働作業型タスク』のデザイン、実施、評価方法を検討する」の研修会が開催されました。
本学からは、BPCメンバーであり本学教員の近藤彩・池田玲子(日本語日本文学科、大学院文学研究科、日本語教育センター)、多田苗美(日本語教育センター)に加えて、本学の大学院生4名(文学研究科 日本語教育学専攻の学生)も参加しました。

今回の研修では、まずベトナム人日本語学習者7名を対象者に「紙飛行機を作ってとばそう」の授業(120分)を現職日本語教師が行った後、参加者たちは4つのグループに分かれ、この授業について振り返りながら話し合い、最後に全体討論という流れでした。

この日、大学院生たちは研修の会場づくりから積極的に研修に参加し、最後の片付けまでもしっかり取り組んでいました。きっと、彼らは社会人との学び合いの場に参加したことで、今後の自分の学習や研究のための多くの貴重な情報やヒントが得られたはずです。

 

次回の研修は6月8日(於:昭和女子大学)です。実践の振り返りをもとにしたデータ分析方法についての内容が予定されています(非会員も参加可能)。


*BPC研究所:ビジネス プロセス コミュニケーション(Business Process Communication)は、多様な背景をもつ人々が共に働く環境での円滑なコミュニケーションのために、研修の提供やその指導・コーディネーターの育成を行っています。

*BPCメンバー:日本語教師、企業関係者(人事・研修担当者他)、海外産業人材育成協会(AOTS)職員、日本語教育学研究者など多様な背景の人たちです。

 

                 (日本語日本文学科/大学院文学研究科
池田玲子)