男子大学1年生と親父さんの1シーン

〈日文便り〉

 

ある日、行きつけの散髪屋さんからこんな話を聞きました。

「大学1年生の息子が忙しそうにやってるんだけど、いつ寝てるんだかわからないんだよねぇ。」

 

息子さんは大学入学と同時に軽音部に入部し、ドラムの練習をはじめたそうです。そして、アパートを防音仕様に改造したいと考え、お父さんに手伝いを頼みました。お金のない学生らしい段ボールを壁一面に貼り付ける程度かと思いきや、なんと軽量コンクリートパネルを使った本格仕様! (勝手に改造して賃貸契約は大丈夫なんだろうか?)

 

驚いたのは、前の晩から一晩中スタジオで練習し、朝一で帰宅後、出勤前に早起きしてやってきた親父さんと改造に取り掛かり、当日分の作業を終えてから30分だけ仮眠を取って大学へ授業に出かるそのスタミナです。

息子さんの情熱に、親父さんは「ありゃぁ、絶対授業中に寝てますよね。まぁ楽しそうで良いんですけど」と苦笑していました。「本当は勉強してほしいんだけど…」とぼやいてもいましたけど。

 

皆さんも、いよいよ入学まであと10ヶ月を切りました。これから勝負の夏休みを迎えます。楽しい、充実した大学生活を目指して、あと一歩頑張りましょう!

 

大学で皆さんを待ってます!

 

(田中均)