2011年1月

ヒエログリフの授業 [2011年01月28日(金)]

 古代エジプトのあらゆる事象を研究対象とするエジプト学を専攻している吉成薫です。
 エジプト学の唯一の伝統的方法論であるヒエログリフ(古代エジプト聖刻文字)読解の学習を大学以来続けてきました。その専門性を生かすために10年程前から「ヒエログリフ入門」の授業を担当し、初歩文法の手ほどきをしています。物珍しさも手伝ってか、他学科の学生を交え30名以上の受講生が集まることもあります。
 やりっぱなしはもったいないと、3年前に「入門」の続編として「ヒエログリフテキスト解読」の授業を開講させてもらいました。ヒエログリフを使った卒論が書ける様にと考えてのことです。「解読」の授業は内容が演習に近いせいか、去年も今年も受講生は4人ずつで、10名以下の授業は閉講せよという大学の方針で、隔年開講と検討する様指示されました。「入門」のあと1年のブランクがあると興味が別に移ってしまい、益々受講生の数が減ってしまうのではないかと悩ましい限りです。

無題 [2011年01月24日(月)]

「名前は?」
「いまぃゆうぞう」
「早く言いなさい」
「いまぃゆうぞう」
「だから、早く言いなさい」
「だから、言ってるでしょ。 今井勇造」
「ん、なんだ、名前か」
「はじめからそう言ってるじゃないですか」
「まぎらわしい。はっきり言え。 次に兄弟は?」
「上に弟がいます」
「弟は下」
「上にいます」
「弟は下!」
「私は1階で、弟は2階に住んでるんです!」
「?!」

昨日亡くなった喜味こいしさんが、夢路いとしさんとやっていた漫才です。
受験生は入学試験、在学生は就職試験、宮崎県は鳥インフルと、いろいろ
たいへんですが、「笑う門には福来たる」-大いに笑って、元気を出しましょう。
日本虫背胃歯、じゃなかった、日本宙静思、じゃなくて、
日本中世史の山本博也でした。

諏訪原遺跡の調査成果 [2011年01月19日(水)]

 歴史文化学科の山本暉久です。日本考古学を専門にしています。昨年8月に山梨県北杜市諏訪
原遺跡の発掘調査を行いました。炎天下の中、参加した学生たちの活躍により、この遺跡の調査も
4年目が無事終了しました。この遺跡は今からおよそ4,500年前の縄文時代の遺跡で、発見された
竪穴住居跡を継続して調査しています。
 考古学は、遺跡の調査をするだけではありません。調査した成果をいち早く公開することも必要と
なります。それで、後期の授業が始まってから、参加した学生たちが中心となって記録図面の整理
や出土した遺物を洗ったり、破片を接合したりして整理作業を行いました。その成果を原稿としてま
とめ、遺跡の発掘調査概報を昨年末に刊行しました。写真がその報告書です。学生たちの活躍が
あってこそ、このような形でまとめることができました。
 これから入学する君たちの中で、考古学に興味がある、一度発掘を体験してみたいと思っている
人がいれば、今年も8月に発掘する予定ですので、ぜひ参加してください。ただし、炎天下での野
外の作業が続きます。体力に自信ある人を期待しています。

文化財とは [2011年01月15日(土)]

皆さんは文化財というと、何を思いつきますか。私たちの身の回りにあるものは、殆ど全て文化財と云えなくも有りません。それは都会に住んで居るからです。また、自然の一部であっても、私たちの歴史を振り返る上で貴重な景色などは、史跡や文化的景観として、文化財の範囲に含めています。

法律の対象とするためにやむなく極めて一部の文化財だけが、重要文化財である、国宝である、といって居ますが、それはやむなくそうしているだけで、私の文化財、国宝はすぐ身の回りにあふれているのが実情です。文化財は私たちが造り、育て、保存しているものなのです。私たちの意識が文化財を作っていると言って良いでしょう。

大学に入るまでの生活で残しておきたいものが有れば、自分の歴史文化財として保存しましょう。

増田勝彦

博物館へ行こう [2011年01月15日(土)]

皆さんは博物館や美術館の展覧会には良く行く方ですか。
歴史文化学科という名称からは、どの学生も資料館、博物館、図書館には顔なじみの職員が居るほどの学生たち、と世間では思われているようです。ところが学生に博物館学や文化財の講義中に尋ねてみると、以外にもあまり云っている人が少ない。是は悲しい。とても悲しい。高校生の打ちにでも良いので是非、月1位に行って、自分の好きなものを見つけてください。昭和女子大学の学生は、上野の東京国立博物館には無料で入館できます。

バレンタインデー1ヶ月前 [2011年01月14日(金)]

今日1月14日はバレンタインデー1ヶ月前です。例年チョコレート造りで前の晩は忙しい人もいるのでしょう。最近はチョコレートだけでなく色々な品を贈る人もいるようですが、品物に凝るのは、私としてはどうかなと思います。実利を追う風潮が、役にたつもの、喜んで長く新編に置いてもらえるものなどを選ばせているのでしょうが、好意の象徴としてのチョコレートの方が甘党辛党に限らず、適切だと思います。個人的にはこの日が近くなるとコンビニの店頭に並ぶ、アルコール類の小瓶が買いのチャンスです。

ところで、文庫本や新書を課題図書として読んで感想文を書いてもらっていますが、口語文と文語文の使い分けが出来ていない感想文があります。高校卒業生らしいしっかりした文章を書いて下さい。

紅白梅図 [2011年01月13日(木)]

尾形光琳の紅白梅図屏風を知ってますか。イメージが頭に浮かびますか。もし知らなかったら、入学までに美術全集で確認しておくこと。

その屏風が金箔を貼って描かれたか、金泥で箔のように似せて描かれたか、は5年前と昨年の大きなニュースでした。新聞の学芸欄を見ている学生は気が付いているでしょう。分析を担当した自然科学の専門家の意見が分かれたのです。皆さんは科学的な調査分析が行われれば、すべて結論は1つだと思っているかも知れませんが、実際は必ずしも壮ではありません。その様子が紅白梅図屏風の分析で一般の人びとにも知られることとなったんたのです。

私はその紙について意見を求められ、観察の結果日本製の紙だと結論しましたが、もう一人の紙の専門家は中国紙の可能性が高い、というのです。結論を出すために採用した観察事実も観察方法が異なれば違う意見になる可能性があるということです。本当は種類の異なる観察方法でも、結論が同じになるのが信頼性の高い情報を得ることになるのですが。

今日はここまで。

増田勝彦

文化財、紙、増田 [2011年01月12日(水)]

私は、文化財と博物館関連講義を担当する増田です。めがねを掛けている上に、普段、帽子をかぶっているのですぐに見分けがつきます。

私の講義は文化財とは何でしょうか、という問いかけが一番の元になっています。

そして、その保存には何をしたらいいの?になるわけです。

紙の歴史については特に深く勉強しています。これからの数日、私がブログを担当します。

今日12日は寒い夜明けでした。電車の中は込んでいたので自動的に扇風機が回り出し、寒くはないものの会え里の部分がかなり涼しい。そんな田園都市線でした。