梅雨に入るまでのひとときの薫風の候、爽快ですねぇ。研究室で勉強していても、窓を開けるだけで、なんだか最高の贅沢をしているような気持ちよさがあります。
この良い季節に、昭和名物7人のこびとも、人見記念講堂前に集結して演奏会を開いている模様です。7人集結はたまにしか見られない風景なので、お届けいたします。
以上、松田忍がお伝えいたしました。
民俗学を担当している後藤です。
5月ももうすぐ終わりですね。
新緑も綺麗ですし、空気も爽やかな時期です。
日帰りでもいいのでどこか出かけてみませんか。
これまでのブログでも書いてきましたが、私は旅が好きです。
とくに最近の旅の楽しみは
①ローカル線に乗ること!
②雰囲気のある喫茶店に入ること!
です。①は前回のブログでも触れましたので、今日は②について少しお話ししましょう
旅先で疲れを癒すのに
その地域に昔からありそうな喫茶店に入ります。
美味しいコーヒーとケーキ
をひたすら食べながら
(食べることも旅の大切な楽しみです。たまに食べ過ぎます
)
観光協会でもらってきたパンフレットや旅行雑誌を開き、次はどこに行こうかな~と考えます。
たまに、喫茶店の方が話しかけて下さいます
地元の人の話は珍しいことが聞けて嬉しいです。新しい発見があります。
みなさんはの旅の楽しみは何ですか
旅の最中にこれだけはしてみる!というのがあるとますます旅が楽しくなりますね
古代エジプトを専門にしている吉成です。
この夏は東京に古代エジプト展が二つやって来ます。ひとつは現在関西方面で開催されているツタンカーメン展が上野の森に来るのと、もうひとつは大英博物館所蔵の死者の書を中心とするコレクションが六本木に来るものです。エジプトの遺物を実際に見られる機会ですので是非見に行って欲しいと思います。意外に知られていない様ですが、日本にもエジプトの遺物を実際に見られる場所が思いの外たくさんありますので少し紹介しておこうと思います。まず上野の国立博物館の東洋館に王の彫像や昔寄贈されたミイラがあります。三鷹の中近東文化センターにはレプリカを含めて王像や墳墓の浮彫などがあります。名古屋の金山のアメリカ・ボストン美術館の分館には様々な基本的な遺物がそろっています。同様の状況は京都大学の博物館、東海大学の鈴木八司コレクションにも言えます。個人のコレクションとしては東京渋谷で公開されているものがあります。昭和女子大に来て古代エジプトの勉強をしたいという人がいると思います。考古学でアプローチするにしても美術史でするにしても、まずモノを見ることが基本になります。是非、出掛けて行って実物を見て、その時に感じたものを大切にして、勉強のエネルギーにして欲しいと思います。
おはようございます。今日は朝から天体ショーがありましたね。金環日食!ご覧になりましたか?「今回のように国内の広範囲で見られる次の機会は300年後 」(http://www.asahi.com/science/update/0521/TKY201205210069.html)とのことで、大きな話題になりました。
あいにく雲がかかっておりましたが、ちょうど薄雲がフィルターのような役目をして 、昭和女子大のキャンパスからもまぁるいリングが!友達同士で約束して早起きしてキャンパスにいらしたと思われる学生さんたちもちらほらみられ、教職員のみなさまも一様に空を眺めていました。
私は研究館5階の教授室の窓を開けて観測しました。夢中で身を乗り出す余り、窓際の水栽培植物の水をぶちまけ、助手さんたちにばれないように痕跡を消すというハプニングもありましたが、くっきりときれいに見えましたよ~!
以上、松田忍がお伝えいたしました。
良いお天気ですねぇ~!こんにちは、松田忍です。心配されていたカモの到来ですが、今年もちゃんとやってきてくれました。職員さんの話によると、大人のカモが3羽やってきて、10羽の雛が誕生したそうです。残念ながらカラスやネコ?による被害で、雛は日に日に減っていき、今は2羽となっております。ただ今日時点ではまだ昭和之泉にぷかぷかと親子で泳いでいる様子をみることができます。世田谷キャンパスの水場を覚えていてくれて、毎年毎年やってきてくれるのはとても嬉しいことだと思いますが、雛が親鳥へと育つ前にやられてしまっていることはとても心配です。たとえ1羽でも大人へと成長して北へと帰って行って欲しいと願うばかりです。
さて季節の風物詩でございますので、昭和女子大学写真部副部長でもある歴文2年生のとある学生さんにご協力をお願いして、昭和之泉のカモ写真を撮影していただきました。今日はそのなかから2枚ご紹介いたします。
↑雛ガモと親ガモ。雛は本当にちっちゃいんですよ~
↑小さくても泳ぐスピードは親顔負けです!!
Oさん、素敵な写真をありがとうございました!
ところで・・・大人のカモは3羽いるのですが、どの2羽がつがいなのか、あるいはつがいの2羽と残りの1羽との関係は不明です。長年昭和之泉をご覧になっていらっしゃる職員さんへの聞き取り調査によると、この数年間で1羽だけ大人へと成長したカモがいたそうなので、その子が大きくなっても親について渡ってきているのでしょうか!?カモの生態に詳しいかたは是非教えて下さいませ。
初夏の一コマをキャンパスよりお伝えいたしました!
今週の土曜日(5月19日)、歴文サロンを開催します
卒業生と在学生が自由に交流出来る機会です。
歴史文化学科・日本文化史学科の卒業生、歴史文化学科の在学生でしたら、どなたでも自由にご参加いただけます
ぜひご参加ください
最近行った場所のこと、鑑賞した展覧会や演劇のこと、
面白かった本のこと、仕事の様子など、自由に語り合いましょう
☆日時:平成24年5月19日(土) 10:00~16:00
★場所:研究館5階 学生ホール
お気軽に、フラッとお立ち寄り下さい
歴史文化学科の山本博也です。専門は日本中世史です。
いま、このブログを書いています。といっても、実際には
文字を「書いて」いるのではなくて、パソコンのキーボード
を打っています。いや、「打つ」というほど慣れていなくて、
キーボードを「押して」いるぐらいでしょうか。
それにしても便利ですね。仮名で入力すれば感じに変換
してくれますし、おっと、しかし気をつけないといけないで
すね。漢字に変換してくれるとはいっても、出来上がりが
へんな漢字になることがありますのでね。
しかし間違った場合、直すのもパソコンだと簡単です。私
が学生のときは卒業論文も当然手書きでしたから、書き
間違うと、その原稿用紙は最初から書き直しになりますか
らたいへんです。神、もとえ紙です、紙が貴重だった時代、
少し書き間違えてもそのままにしておいたから、異体字が
たくさんできたのかなあ。
今やパソコンやケイタイメールの反乱、もとえ氾濫によって、
文字は「書く」ものではなくなりつつある時代、「文字を書く」
ことが世界文化遺産になる日も遠くないかも知れません。
山本暉久です。
「考古資料を見る」の3回目です。今回は前回と同様、昨年11月に資料見学旅行を行った
さい見学した、長野県南佐久郡川上村にある大深山遺跡から出土した「釣手(つりて)土器」
と呼んでいる独特な縄文土器の話です。
釣手土器は、今からおよそ4,500年前の縄文時代に作られた土器で、文字通り釣手のつ
いた土器で、吊された状態で使用されたとも言われています。用途は、内部に煤(すす)が
付着している例が多いことから、ランプ(灯火具)とも考えられています。灯をともして室内で
行われたお祭りに用いられたのでしょうか。幻想的なイメージが湧いてきます。
大深山遺跡からは、この釣手土器が3点出土しています。遺物が保管されている川上村
文化センターで、実際に手にとって観察と撮影を行いました。写真に示したのがその釣手
土器のうちの1点です。高さ約30cmの大きさで、まるで宇宙人の顔のようです。この不思
議な土器は、しばしば竪穴住居から出土し、しかも完全な形のまま残っていることが多い
特徴があります。資料を実際に手にとりながら、釣手土器を実感する貴重な機会となりまし
た(かなり重い)。資料見学に便宜を図っていただいた川上村教育委員会の職員さんにお礼
申し上げます。
さて、山本暉久は、今年も、これから夏休みは山梨での発掘、それが終われば、ゼミ生と
ともに新潟・東北方面の遺跡・資料見学旅行などと、盛りだくさんに「手で考え、足で見よう」
を実践していきます。では、第4回目を楽しみに。to be continued
大深山遺跡出土の「釣手土器」
と大深山遺跡
こんにちは、松田忍です。連休中ではありますが、なんだかんだと毎日大学に来て勉強しています。はやいもので今年度も1ヶ月が経過いたしました。5月にはいりましたので、そろそろ去年のブログで紹介した鴨がやってくる頃?今年もやってきてくれるのでしょうか?ちょっと時期が過ぎた観もあるので、少し心配もありますが、楽しみにしております。
さて今日のお話。
日本近現代史を専攻したいと思っていらっしゃる学生からしばしばぶつけられる質問に「日本近現代史ってどんなことが卒論のテーマになるのですか?」という問いがあります。「史料が存在するテーマならなんでも研究できますよ」というのがその問いに対する正しい答えかなとも思うのですが、それではあまりにも素っ気ないので、松田ゼミの学生たちがどんなテーマと格闘してきたのか、あるいは現に格闘しているのかを一挙紹介してみたいと思います。歴史系の学科を目指す受験生のみなさまもご参考になさって下さいませ。
昨年度提出された卒論16本の内訳について・・・。
幕末は特に人気があり6本の論文が提出されました。
興味を持った最初の入口はテレビドラマや小説などが多く、まずは人物中心でテーマを選び、そこから難解な書簡の解読を繰り返して、作られたキャラクターではない人物の実像に迫るという形が多いかなぁ。書簡というのは濃密な情報を我々に残してくれる史料ですから、一点一点の書簡読解に真剣に取り組むことによって、いい卒論が書けるようになります。ちょっと毛色が違ったのはワーグマンに関する卒論。ポンチ絵と呼ばれる風刺画を通じて、幕末・明治の日本の描かれ方を探っていくという図像分析からなる論文でした。ポンチ絵に描かれた似顔絵が誰の似顔絵なのかを確定するためにウンウンうなりながら一緒に考えたことを思い出します。
幅広く過去の文化というのも卒論のテーマになります。
少女雑誌、カフェー、ラジオですから、昨年度は華やかな文化に興味が集まったのかなと思いました。ただ文化というのは文字に残りにくいモノですからそれを卒論にするために3人とも一工夫を加えていました。『少女の友』ですと、雑誌編集者たちが読者に宛てて発し続けたメッセージを分析することで、明治期にどんな少女像が理想とされたのかを探ろうとしましたし、カフェーについては、警察がカフェーをどのような規則で取り締まったのかということを分析することで、逆にカフェーの実態を明らかにしようとし、そしてラジオに関してはまずはラジオの技術的な発達についてきちんとまとめた上で、その技術がどのように取り入れられたのかを当時のエッセーや小説から分析していました。
明治期の国際関係としてくくれるような論文も3本ありました。
いずれも歴史上の魅力的な人物に注目することで、彼らが見た世界を現代に再現し、彼らがその世界のなかでどのように判断し生きようとしたのかを描いた論文になっています。榎本武揚の論文は人物中心、大鳥圭介の論文は大鳥が関わった事件中心、岸田吟香の論文は人物と事件をバランスを取りながら論じた論文でありました。
戦時期に関する卒論は多そうな気がするのですが、昨年度は意外に 少なく2本でした。
太平洋戦争というのは比較的新しい過去であり、またドラマなどで作られたイメージが非常に強い部分でありますので、実際の歴史史料をみることで、もともと持っていたイメージをどのようにアップデートしていけるかが一つの大事な方向性になるかもしれません。また
というタイトルの卒論も出されました。「デモクラシーの大正」から「戦時体制の昭和」がどのようにして生まれてくるのかについて、1人の学者に注目して論じた論文です。この論文もある意味で戦時期を解明するような論文とくくってもいいかもしれません。
その他、一風変わったテーマを扱った論文としては、近世期における伊能忠敬の地図作成作業及びその技術的側面を明らかにした
というものもありました。
テーマはバラバラでしたが、みんなで協力し合いながらお互いの史料を読みあって学問を深めていっております。日本近現代史をやろうと思っているみなさんは是非参考になさってみて下さい。
「こんなことをやりたいんだけど史料はありそうですか?」というようなご質問も大歓迎です。松田研究室までどうぞ♪
こんにちは
大学は履修登録が済んで落ち着きを取り戻し、季節も新緑から深緑の時期に変わってきました
そんな中、話は戻って昨年度、OGガイダンスのため先輩が長野県からやってきました
その際に素敵なお土産を頂きましたので、是非ご紹介したいと思います
信州上田といえば真田幸村で有名ですが(ちなみに先輩は千曲市在住)、その幸村と真田十勇士11名が金太郎飴となっています
味もグレープフルーツ、ストロベリー、サイダー、ミルク、ヨーグルト、サクランボ、レモン、マスカット、巨峰、オレンジ、ラズベリーの11種類
幸村好きの歴女の方は是非上田に足を運んで、実際に手に取ってみて下さいね
また、真田幸村って、十勇士って誰?という方がいらっしゃいましたら、
ゴールデンウィークの間に調べてみてはいかがでしょう