先週末の8月31日(土)には新潟地区懇談会にいって参りました。
地区懇談会は「(首都圏から離れた土地からお嬢様を本学に通わせている)保護者のみなさま」、「(本学卒業後、Uターン、Iターンなどで地方在住の)卒業生のみなさま」に対して、本学に対する日頃のご支援を感謝申し上げるとともに、本学の現状をご説明申し上げる機会となっております。毎年全国を回っているのですが、今年は新潟地区と甲府地区でおこないました。
新潟地区は信濃川にかかる萬代橋(重要文化財)のたもとにある、ホテルオークラ新潟が会場となりました。
プログラムは「1、本学の現状」「2、本学キャリア支援の仕組み」、そして「3、個別懇談」という構成でございました。個別面談は、本当に貴重な機会です。日頃のご心配、学業のこと、そして就職のことなど、保護者のみなさまの「生のご意見」は、学科の進むべき方向性というのを考えるための重要な指針となります。面談いたしましたみなさま、貴重なご意見を賜り、本当にありがとうございました。
キャリア支援に関しましては、90.2%という数字が一人歩きしがちなのでございますが、数字だけを目指してカリカリとサポートしているというよりも、きめ細やかに学生と接するという姿勢が一つずつ積み上がった結果としてこの数字になっているというのが、本学教員としての実感でございます。表現は難しいのですが、冷ややかな90.2%ではなく、心のこもったあたたかな90.2% 😛 であります。
もちろん制度的な面で、キャリア支援講座、インターンシップ、メンタリング制度といったシステムが上手く回っているというのがありますが、それに加えて個別に接するという部分での取り組みが非常に充実しております。たとえばキャリア支援センターでの学生相談の件数は、(昨年度卒業生が1206人であるのに対して)4928件にのぼっておりまして、平均して一人あたり4回の個人相談を受けている計算になります。なかには独力で就職活動を進めていく学生もいますから、本当にサポートが必要な学生に対する面談はそれ以上に手厚くなっておりますし、数字には表れない部分で、学科教員との面談、励ましの機会も多数ございます。
歴文担当を担当するキャリア支援センター職員は歴文4年生約100名の顔と名前を一致させたうえで、各学生の将来の志望、キャラクター、モチベーションなどを考えつつ、サポートにあたっており、歴史文化学科教員からすると本当に頼れる存在でございます。
学問に関しても一人一人丁寧に指導する、生活における色々な悩みについても一人一人相談に乗る、そして就職活動についても教職員が連携しながら一人一人サポートしていくという姿勢が大事なのかなと思っております。景気変動によって就職率や順位といった数字自体は今後変動するでしょう。しかし、本学の「あたたかさ」は今後も守り続けていきたいと考えております。
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今回の懇談会には、他学科の3先生・・・山本晶子先生(日文)、渡辺睦行先生(健デ)、中村徳子先生(初教)とご一緒して、随分たくさんお話ししたのですが、同じ学園行事、例えば学寮研修などに関しても、学科ごとの色というのが結構あって面白かったです。また機会があればご紹介いたしますね。
以上、松田忍(日本近現代史)がお伝えいたしました。