4月4日(土)と6日(月)に、新入生歓迎オリエンテーションが行われました。その様子をアドバイザーが報告します。
4月4日の午後、92名の心理学科新入生を迎えて、新入生歓迎オリエンテーション第1部のお茶会が開催されました。
上級生アドバイザーが新入生の質問になんでも答える会です。おいしいパンとケーキを食べながら、いろいろなことを話しました。新入生には、事前に「何に興味をもっているか」「何を知りたいか」というアンケートに答えてもらい、その内容で座席を決めました。各テーブルには、自分の強みを生かしてなんでも答えられるアドバイザーが座っています。
会は前半と後半の2部構成に分かれています。前半、お茶会が始まってすぐは、ちょっと不安そうな顔をしている1年生でした。同じクラスでも話をしたことのない人と一緒だったり、何を聞いたらよいかわからない…と、最初は口数も少なめでした。しかし、上級生から話を振っていくうちに、自然に笑顔になりました。1年生同士の会話も増えました。実は、アドバイザーも、1年生にどのような話をすれば喜んでもらえるのか不安で、最初は緊張していたのです。1年生が話をしっかり聞き、質問をしてくれたので、少しずつ緊張がほぐれました。前半が終わるころには、すっかり1年生同士も打ち解けて、どのテーブルからも笑い声が聞こえました。場の雰囲気が柔らかくなったなぁと思いました。
大学生活や授業を少し心配に思っている1年生が多く、まずは授業、そのうち、在学中にチャレンジできる資格について話しがすすみました。また、サークルやアルバイトに悩む1年生もいました。その他にも、高校までの部活の話で盛り上がることもありました。前半は、履修や資格、大学院、サークルなど、1年生から思う存分に質問をぶつけてもらいました!という感じです。
後半は、もう少し深い話題へ…たとえば、「あの先生は怖いという噂を聞いたけど、それは本当なのか?」などなど。先生方に関する質問が多く、前半とはまた違った内容の楽しい会話がはずみました。
お茶会が終わった後、同じテーブルになった1年生同士が、LINEのIDの交換を行っていました。さすが、私たちの時代とは違うな、と思いました!アドレスやIDの交換はきっかけがないとできないものですから、ネットワークが広がり、話すきっかけができたこともお茶会効果だと思いました。
アドバイザーとして、お茶会の準備は2月から始めました。前日も夜遅くまで残り、座席パズルに頭を使いました。アドバイザーも、同級生だけでなく、他の学年のメンバーと話すことが刺激的でした。学年が違うと話す機会もなかなかないので、新鮮味があり楽しかったです。皆で一緒に部屋の飾り付けを考えるのも楽しかったし、たとえば片づけでも、どうすれば楽に早く並べられるかを考えたり…複雑なパズルも楽しめました。
上級生が一方的に話をするのではなく、1年生の声に耳を傾けて会話を楽しむことが、1年生の不安を取り除く大きな要因ではないかと感じました。
上級生である私たちも、1年生にいろいろなことを教えてもらいました。楽しいお茶会になったのは、1年生のおかげです。
(文責:4年 藤岡、3年 増田)