こんにちは、清水 裕です。6月6日(土)の13時から17時までの4時間をかけて、大学3号館で (福)世田谷ボランティア協会・せたがや災害ボランティアセンター主催、昭和女子大学・世田谷区・(福)世田谷区社会福祉協議会共催による「災害ボランティアマッチングコーディネーター研修」が行われ、心理学科を含む学生のみなさんが参加しました。
大地震が発生し、多数の災害ボランティアが世田谷区へ駆けつけてくれた時に、「被災者からの要望」と「ボランティアによる対応」をマッチングさせ、必要な場所へボランティアをつぎつぎと派遣する、マッチングコーディネーターの役割は大変重要で、ボランティアを受け入れる時には、この役割を担うことのできる人が多数必要となります。いざという時に備えて普段からマッチングコーディネーターを育成しておくことが、この研修の目的です。
マッチングコーディネーターの役割を担うためには座学による知識の習得と実技体験による技能の習得が不可欠です。まず「せたがや災害ボランティアセンターの目的と活動」について、本学の特任教授で、(福)世田谷ボランティア協会理事長でもある興梠先生が講義、つぎに、せたがや災害ボランティアセンター運営委員でもある私が「災害ボランティア活動の基礎知識」について講義、さらに世田谷区の有馬災害対策課長が「災害時の世田谷区の対応」について講義、最後に、せたがや災害ボランティアセンターの横山運営委員長が「マッチングコーディネーターの役割」について講義というように、前半は長時間の座学が続きましたが、みなさん真剣に話を聞いていますね。
座学のあと、緑色のベストを着用したマッチングコーディネーター役と荷物を持ったボランティア役に分かれて、ボランティアの受付とマッチングコーディネートの実技体験をしました。
受付を済ませたボランティアを区内の各避難所へ割り当てた後、注意事項を説明しているところです。
派遣先が決まったボランティアは、ヘルメットを被っていよいよ出発です。が、研修はそろそろ終わりです。最後に全員が修了証を受け取りました。「ボランティアは本来ならもっと多人数だけど、今日の人数でも大変だった」「世田谷で災害が起こった時にコーディネーターとして今回の体験を活かしたい」など、研修を受けたみなさんの感想からは、熱心に取り組まれた様子がうかがえました。
(清水裕)