12月8日に、学園本部館の大会議室にて、第6回「心理支援コミュニティ・サービスラーニング(CSL)成果発表会」が行われました。心理支援コミュニティ・サービスラーニングとは、学生が大学の外の機関(教育委員会など20機関)で、不登校支援や勉強についていけない子どもの学習支援をしたり、本年度から始まった世田谷区との連携プロジェクトとして、様々な事情から居場所がないと感じている女性に安心して過ごせる居場所(世田谷区役所三軒茶屋分庁舎5階ロビー)を提供するなど、学んだ心理学の知識を活かそうとするための取り組みです。
成果発表会の第1部では、心理学科の学生や院生の代表者4名が、心理支援について学んだことやこれからの課題について自分の成果を発表しました。その後、活動先の先生方から、活動や発表についての講評を頂きました。心理支援といっても、様々なサポートの形があるのだということや、支援をする側と受ける側の距離のあり方などの難しさを感じることができました。
また、教育委員会の先生(教育委員会など20団体30数名参加)のお話では、登校の難しい子ども、勉強についていくことが難しい子どもなど、様々な事情を抱えた小中学生がいることがわかりました。その中で、心理学を学んだ学生の存在によって、そのような子どもが学校に行くことができるようになるという事実があるということも知りました。
第2部では立食形式での懇談会が行われ、おいしい料理を食べながら先生方とお話しをすることができました。自分の活動内容やそこで得た気づきなどを、各機関の先生方に聞いていただくことのできるとても貴重な経験となりました。
まとめとしてお話いただいた昭和女子大学副学長金子朝子先生より、コミュニティ・サービスラーニングとは、社会で学ばせて頂く、という意味があるそうです。子どもや女性の支援を通して、私たちもたくさんのことを学ばせてもらっているということを改めて知る良い機会となりました。
(3年 東)