ご挨拶が遅れてしまい、申し訳ありません。
本年度の4月より,新しく心理学科の教員になりました,大森幹真です。大学入学当初は心理学に興味を持っていたわけではないのですが、授業や現場での実践を通じてその面白さにハマっていきました。昔も今も、現場に出て直接お子さんたちと関わることが好きで、お子さんたちが多くのことを学習してくれると同時に、お子さんたちから研究のアイディアを頂くことも多く、小さな先生たちには感謝が尽きません。研究テーマは、主に読み書きが苦手なお子さんたちに対する学習支援研究です。現在もそれらの研究を続けながら、学習と視線機能との関連について考える毎日を送っています。昭和女子大の心理学科の先生方や助手さんたちのご指導のもと、充実した日々を過ごしております。
今回は大学院生活心理研究所のご厚意で、大学院の修了生や院生、教員の方々、約20名を対象とした第2回卒後研究会で、自分の専門領域の1つである応用行動分析(Applied Behavior Analysis, ABA)についてお話をさせて頂きました。
その中でも、ABAを基盤にした支援の組み立て方や、行動分析を背景にした支援技法に特化してお話をさせて頂きました。最近ではメディアで取り上げられることも増えてきたABAですが、まだ、あまり学習支援と絡んだお話が多くないことも見受けられますので、少しずつ関連領域の裾野も広がると良いなと思っています。
今回お話しさせて頂いたことが、参加者の方々の問題解決や行動を変えるための何らかの「きっかけ」になってくれればなと感じております。
(大森幹真)