こんにちは。心理学科の清水です。現在、昭和女子大学が協定を結んでいる海外の大学から、サマープログラムに参加して短期留学生が本学に来られています。そのなかで、心理学を専攻しているボストンのニューベリー大学とハワイ大学ヒロ校の2名の大学生と田中ゼミ・ハワードゼミ・清水ゼミの3年生で交流会を行うことになりました。ただし、単なる交流会ではなく、「災害大国である日本の防災・減災対策」を体験的に学んでもらいながら交流することにしました。
「心理学のどんなテーマに関心を持っているか」「好きな場所・食べ物・スポーツ・趣味は」など、ときどき笑いを交えながら、全員が自己紹介をしました。日本の学生からの「広告研究に興味があるが、アメリカで印象的な広告は?」との問いに、「勉強が大変なのでテレビをほとんど見ない」との留学生の答えが印象的でした。
つづいて「大規模地震災害への備え」のテーマで私が講演し、自分でできる防災・減災行動と地域で行われている防災活動を紹介しました。また、「屋外で静電気に引かれるように髪の毛が逆立ったら、すぐに落雷を回避する行動をとる」など、山頂にいる私が写った30年前の写真を見せつつ、知識が命を守る例なども話しました。
大学に備蓄されていた災害時用のアルファ米と水を活用して、「非常食」も作りました。
アルファ米の非常食は、熱湯を入れてよくかき混ぜ、15分待つと出来上がりです。学生たちは非常食を試食しながら、心理学のどのような分野を研究しているのかなど、お互いの大学の様子を話していました。また、留学生からの「心理学を学ぶ者に大切なことは、様々な場所へ行き、様々な体験をしてみることだと思う」というコメントに、日本の学生も頷いていました。大森先生には通訳と写真撮影を担当していただきました。
交流会の楽しい1時間半は、あっという間に過ぎ、最後に集合写真を撮って終了となりました。
この交流会を企画して下さった先生方、ご協力いただいた職員の皆様、有難うございました。
(清水 裕)