皆さん、こんにちは。
私は、2017年4月からSpring-15というプログラムを通して、Showa Bostonに留学しています。Showa Bostonは昭和女子大学の海外分校で、マサチューセッツ州ボストンにキャンパスがあります。留学している学生全員が昭和女子大生です。Spring-15は4月から7月までの1セメスターをボストン校で過ごし、単位を取得することができるプログラムです。心理学科では、外国語単位と一般教養単位を取得することができます。
Showa Bostonでは、英語の授業からアメリカの生活に関する授業まで様々な授業を受講することができます。ちなみに私は、ジャーナリズム、TOEIC、環境問題、ディベートの授業を受講しました。すべての授業が英語で行われ、最初は戸惑うことも多かったです。しかし、自分の意見を発言する機会や他人と討論することも多く、日本ではあまり経験することのない、多様な価値観を共有することができる刺激的な体験になっています。
また、私たちのプログラムには学生1人に対して1人もしくは2人の先生が付き、普段の生活や進路についての相談に乗ってくれます。もちろん、このやりとりも英語で行います。伝えたいことが伝わっているかの心配もありますが、会話を通じて将来の不安に思っていることの指針やTOEICやTOEFLの解説などをしてもらえるなど、とても心強いです。その他にも様々な制度やイベントがあります。
ところで皆さんは、ボストンについてご存知ですか。この写真がボストン市街です。
アメリカといってもボストンはあまり想像つかないかもしれませんが、実はアメリカ国内でも屈指の学園都市です。ハーバード大学やボストン大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)など多くの大学が集まっており、授業の一環としてもそれぞれの大学に行きますし、休日や授業が早く終わった日は、大学巡りやショッピング街で買い物をすることもできます。
食べ物で有名なのがロブスターやクラムチャウダーです。とても美味しいですよ!治安もいいですし、様々なイベントがあってとても楽しめます。
私がボストンへ留学してよかったと思うことは、素晴らしい先生方、友人たちに会えたことです。先生方とは授業以外でもいろいろなお話をさせてもらいましたし、学科・学年を越えて新しい友人を作ることができました。また、Global Linkというシステムを通して、様々な国籍の友人と知り合うことができました。
Global Linkは、アメリカの大学や語学学校に通っている学生たちと食事やパーティーなどに参加するプログラムです。1カ月に数回開催され、そこで連絡先を交換して休みの日に遊びにいくこともあります。Global link以外にも現地の家族との交流をするSFCプログラムや子どもたちに日本語を教えたり一緒に遊んだりするCommunity Ambassadorsなどのプログラムなどがあります。1つのプログラムを選択して現地の方々と交流を深めることができますが、どのプログラムも英語を学べるだけでなく、文化の違いを知ることができ、より留学生活を楽しめることができます。
私はGlobal linkで他大学が開催するパーティーに参加してきました。その際、イギリスやインドからの留学生と話しましたが、留学への意識の差や将来の目標への明確さに驚かされました。私自身、自分の将来について考えていましたが、それでも不明瞭な部分が多くかなり悩んでいました。しかし、彼女たちと話したことで、それを明確にする必要性とそのためにどんなことに挑戦するか考える機会となりました。
正直、最初は日本人しかいない場所への留学に疑問を感じていました。しかし自分から積極的に活動していくことで英語力をつけることができます。
この留学を通して身につけた英語力をはじめ、自ら行動する力や、共同生活をすることで養われた忍耐力、自分の意見を持ちそれを主張していく力、これらの力が私の今後のキャリアの中でも強みとして発揮できると信じています。
この留学を支えてくれた両親や友人たちはもちろん、応援してくださった心理学科の先生方や国際交流センターの方々にもとても感謝しています。
この留学は私にとって最高の宝物であり、将来について考える良い機会になりました。この留学に来て、本当に良かったと心から思っています。機会があれば、皆さんも一歩前に踏み出してみませんか?
注:「昭和ボストンのプログラムの詳細につきましては下記リンクをご参照ください。http://www.showaboston.org/wpmu/program/university/long/」
(3B三輪可那子)