みなさん、こんにちは。
私たち木村ゼミの3年生は、上野の国立西洋美術館で開催されている、「アルチンボルド展」に行ってきました!
アルチンボルドとは、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家、ジュゼッペ・アルチンボルドのことです。彼は特に、食べ物や植物、書物などのモチーフによる、寓意的な絵画で有名です。
上の写真に写っているのは、彼の有名な連作『四季』の1つである『冬』のポスターです。
全体を見てみると、なんだか人の横顔みたいに見えませんか?
でも、1つ1つを細かく見ると、描かれているものは木や葉っぱ、果物などの集合なのです!みんな彼の不思議な作品に夢中でした。
そして!アルチンボルド展では、何と言ってもこちらが大人気でした!
一見すると、アルチンボルドの作品のようですよね?なんとこれ、ゼミ生の顔を彼の作品風にしたものなのです!
カメラの前にたつと、食材や植物がゴロゴロと動き出し、それぞれの人にあわせて顔をつくってくれる『アルチンボルド顔メーカー』なのです!来場した人々はみんな、大喜びで写真撮影をしていました♪
アルチンボルド展では彼の作品のほかにも、彼に影響を与えたレオナルド派の作品などが展示されていて、有意義な1日を過ごすことができました。
顔・表情の認知は、人にとって物体の認知とは異なり、心理学的に特別であることが近年の研究から明らかになっています。日常生活の中でも、顔ではない物なのにどうしても顔に見えてしまう!という経験が、みなさんにもあるのではないでしょうか。
私たち木村ゼミは、このような顔のふしぎについて調べています。
11月11日(土)、12日(日)に行われる昭和女子大学秋桜祭で「顔のふしぎ展」も計画中です。
アルチンボルド展を鑑賞して、顔の認知や顔のふしぎに対する興味がさらに深まりました。この興味を今後の研究などに生かしていきたいです!
(3A 唐川)