2月㉔日(土)10時40分~12時10分に、心理専門職ガイダンスが開催されました。
心理専門職というと、大学院に進学し臨床心理士等の資格を取得してスクールカウンセラー等として働くなどのイメージがあると思いますが、このガイダンスでは、大学の学部4年卒業でも採用試験を経てなることができる公務員の心理専門職の中から3種類を取り上げ、外部から講師をお招きして紹介しました。
少年鑑別所や刑務所で心理アセスメント等の専門業務に従事する「法務(心理)技官」について法務省東京少年鑑別所から、少年院等で少年の指導・教育にあたる「法務教官」について法務省矯正研修所から、非行少年やその保護者等を対象に相談等の業務を行う「警察心理職」について警視庁生活安全部少年育成課世田谷少年センターから、第一線でご活躍中の専門家の方々にお越しいただき、それぞれの専門職の具体的な職務内容、やりがい等についてお話を伺いました。
このような心理専門職の実際についてお話を伺うことはめったにないので、参加した学生はもちろん同席した教職員にとってもたいへん貴重な機会となりました。大学での専門を生かして社会に貢献し、一生に渉るキャリアを築くことができる公務員の心理専門職を将来の選択肢として真剣に考える学生が、これを契機に一人でも増えてくれればと思います。
(松野隆則)