平成30年度 授業紹介02:非行臨床心理学

この授業は、非行に関する法律・処遇システムを理解し、非行をとらえるための多面的視点を身につけること、また、非行に関わる諸機関の役割、それらの機関における心理職の仕事など、臨床心理学の立場からの非行少年への心理的アプローチについて理解することを目的としています。

今日の授業では、本学大学院の修了生でもある、さいたま少年鑑別所 地域非行防止調整官(法務技官(心理))の宮崎さんをゲストスピーカーにお迎えしました。少年鑑別所で行われている鑑別面接や心理検査、また少年鑑別所での少年の生活について、模擬ケースの事例をもとにお話をうかがいました。

学生からの感想は、「非行少年に対する見方が変わった」「少年それぞれの内面を見つめて向き合っていくことが大切だと思った」「心理技官の仕事に関心を持った」など、さまざまでしたが、一人ひとりにとって貴重な機会となったようです。

(田中奈緒子)