「心理学検定」とは、一般社団法人日本心理学諸学会連合が実施している検定試験であり、大学卒業レベルの心理学の基礎知識・能力の客観的到達度を認定するものです。
近年、教育においては、知識の丸暗記ではない主体的・能動的な学びが重要視されています。
心理学科においても、アクティブラーニング、プロジェクトベーストラーニング(PBL)を取り入れているほか、各授業で学生の積極的な学びへの参加を促す取り組みをしています。
しかし一方で、心理学の専門領域での学びを深めていくためには、基本的用語や概念の知識が不可欠です。
そこで、心理学科では、2019年度より心理学の基礎知識獲得への学びを促すために「心理学検定」の受検を推奨することとしました。
そして、その動機付けとして、4月3日から5日までの午後の3時間、心理学検定受検準備講座を開催しました。
講師には、河合塾KALSの先生にお越しいただきました。
新年度早々のガイダンス期間での実施でしたが、2年生から4年生、そして、公認心理師試験や臨床心理士試験を視野に入れた修士2年生も含めて、100名を超える学生が参加しました。
講師の先生には、「心理学検定」を受験することの意味の説明に引き続いて、テンポの良いわかりやすい講義をしていただきました。
学生は、春季休暇明けにもかかわらず、集中力高く講義に聞き入り、熱心にメモを取っていました。
感想としては、
「例が豊富で、イメージしやすく、とても分かりやすかった」
「今まで大学で受けた授業の復習ができた」
「自分が、大学の授業内容を結構覚えていることがわかり、うれしかった」
「この後始まる大学の授業も頑張って受けたい」
「是非、心理学検定を受けたい」
などが寄せられました。
「心理学検定」受検への意欲が高まったのみでなく、自身の今までの学びを振り返る機会となったようです。大学の授業への意欲も高まることとなり、新年度の良いスタートが切れたようです。
(心理学検定WG)