「防災と防犯活動による地域貢献」プロジェクト(防災・防犯プロジェクト)の受講生が、(福)世田谷ボランティア協会 「せたがや災害ボランティアセンター」で災害時用マンホールトイレの組み立てを体験しました。
携帯用のダンボールトイレを備蓄している自治体もありますが、世田谷区の場合には、区立の小中学校や公園などの敷地内に、貯水用の井戸とともにマンホールトイレの設備が用意されています。
震災が発生して上水道が断水した時には、地下に埋めた貯水槽の栓を閉めて井戸水を貯め、その貯水槽のマンホールの上にテントを被せたトイレを設置して使います。
2つのグループに分かれて、どのくらいの時間で組み立てられるかを測ってみました。
最初にマンホールの上に便座のある椅子を乗せ、テントの骨組みにカバーを被せます。
2つのグループとも、5分以内には完成させることができました。ただし、本来は屋外に設置するため、このあとテント上部に通したロープを地面に固定し、夜間の使用に備えて照明の準備もします。その際、中の影が映らないように、ランタンや懐中電灯などはトイレの中ではなく、外に設置します。また、トイレットペーパーはほとんど備蓄されていないため、各自で備蓄しているものを持参する必要があります。
最後になりましたが、ご協力いただいた(福)世田谷ボランティア協会の皆様に感謝申し上げます。
(心理学総合演習B「防災と防犯活動による地域貢献」プロジェクト担当教員 清水 裕)