心理学科では今年度新たにお二人の先生をお迎え致しました。
前回ご紹介した臨床心理学分野の准教授・村山 憲男先生に引き続き,発達心理学分野の専任講師・野嵜 茉莉先生をご紹介致します。
先生のご専門とその魅力を教えてください。
「発達心理学」が専門です。主に対象としているのは幼児期・児童期の子どもです。
子どもが言うこと・やること、ほほえましいことばかりです。
(もちろん私が子どもが大好きだからですが)
私たちは、幼いころにどんなことを考え、世界をどんなふうにとらえていたかをほとんど覚えていません。
子どもたちと触れ合いながら、大人とは違う彼らの心に迫れるのは、とてもわくわくすることです。
最近の研究テーマについて教えてください。
自分の年齢が上がってきたせいか、子ども自身だけでなく子育てをする側にも関心が向くようになってきました(笑)
保護者を取り巻く環境はさまざまです。どのような人にどのような育児支援が効果的なのかを調べる研究を進めています。
プライベートでは何か関心はありますか。
4月に東京に引っ越してきたので、ご近所の開拓をしたいです。
コロナ禍で行動が制限されているのが残念ですが。。。
在学生へのメッセージをお願いします。
「大学生の時期は、好きなことができる貴重な時間」ということを言われたことがある人も多いでしょう。私もそう思います。
でも、それは、「好きに遊ぶことができる時間」ということではありません。
何に興味があるのか、どんな大人になりたいのか、自分についてしっかり考えながら「やりたいことに力を注ぐ時間」をすごしてほしいです。
もちろん楽しく遊ぶ時間も大切です。遊ぶ時は思いきり遊び、学ぶ時も思いきり学んでください。
心理学科を希望する受験生に向けてメッセージをお願いします。
着任して間もないですが、心理学を学ぶための豊かな環境が整っているところだなと感じています。
この環境を生かして、受け身にならず、主体的・意欲的に学ぶことによって、着実にみなさんの力は伸びるはずです。
ぜひ意欲をもって、本学科をめざしてください。
最後に学生におすすめの本があれば、ご紹介をお願いします。
あえて心理学とは関係のない本を紹介します。「赤毛のアン」シリーズです。
子どものときに読んだことのある人もいるでしょうが、大学生の今改めて読んでみることで、一人の女性として生きることについて考えさせられると思います。