昭和女子大学の心理学科では、毎年「心理学総合演習」という科目が実施されています。
この授業では、様々な活動を通して、心理学とその活用について体験的に学習します。
▶【授業・学生の活躍】教室から社会に心理学を広げる「心理学総合演習」
心理学総合演習Dの「サウンドスケープの統合的理解」グループでは、聴覚👂の基礎知識を学んだうえで、フィールドレコーディングに出掛け、録音した音を分析・心理実験を行います。
8月18日に実施されたフィールドレコーディングでは、大学周辺にある地域を散策して、「世田谷区の音」にフォーカスを当てました。
午前中は数多くの人が憩いを求めて訪れる場所、世田谷公園へ赴きました。親子連れで賑わうミニSLの音や、風に揺れる木々の音にマイクを近付けました。
午後からは、昭和女子大生も頻繁に利用する三軒茶屋駅近辺を探索しました。
駅周辺では,
- 道路を忙しなく走る自動車
- 行き交う人々の喧騒
- 道に溢れる広告
など、あらゆる音が混ざり合って、三軒茶屋を構成していることがわかりました。
駅構内では人々が通る改札の音や、今まさに発車しようとしている列車の音を身近に感じることができました🚉
そして、そのまま三軒茶屋駅から世田谷線にのり、吉田松陰を祀る松陰神社へと向かいました。
松陰神社では、ASMR刺激を作る時にも使われるバイノーラルマイクを使って、「シャリシャリ」という砂を踏む気持ちいい音や涼やかな風鈴🎐の音を撮りました。
バイノーラルマイクは人の耳のような形で左右にマイクがついているので、音の当たり方を調整するなど工夫しながら録音しました。
皆、はじめは「あれ?これ音ちゃんと撮れたかな」と不安になることありましたが、レコーディングしているうちにだんだんとコツをつかみ、色々な音を取ることができました😊
《執筆者・宮田&藤江の感想》
藤江:今回のフィールドレコーディングで、初めてレコーダーに触れました。何気なく耳に入っていた音に、耳を傾ける良い機会となりました。
宮田:普段、意識していないことを写し取ろうとする試みが大変面白かったです。
秋桜祭では、今回の活動について詳しくまとめた動画を掲載します。ぜひご覧ください。
▶2021年度秋桜祭特設サイト
(心理学科2年 藤江・宮田)