昭和女子大学の心理学科には,座学での学びを社会につなげる「心理学総合演習」という特色ある実践科目があります。
この授業ではさまざまなプロジェクト活動を通し,「教室」という枠を超えて心理学を社会に活かす方法を体験的に学習します。
▶【授業・学生の活躍】教室から社会に心理学を広げる「心理学総合演習」
このうち「防災と防犯活動による地域貢献」プロジェクトでは,災害時支援の学習・啓発活動や防犯活動など社会貢献活動に参加する中で,災害心理学や犯罪心理学の知見が社会の中でどのように活かされているのか体験的に学んでいます。
2022年6月8日(水)には,東京都生活文化スポーツ局 都民安全推進部 治安対策課および警視庁世田谷警察署にご協力いただき防犯講話が行われました。
当日の様子について,参加学生によるリポートをお届けします📒
防犯講話の内容について
- 若者を犯罪者集団から守るための実演式講話
- 暴排薬乱防止講話
- 女性の被害防止防犯講話
の3部構成で行われました。
実演式講話では若者の身近に潜む犯罪として、違法薬物と特殊詐欺について取り上げられていました。
世田谷警察署の方々に加え、プロの演劇員の方々による演劇を通じて、同世代の人が犯罪に巻き込まれていく様子を自分事のように感じ、その裏にいる犯罪者集団の恐ろしさも痛感できました。
さらに、後半の2つの講話では大麻の犯罪状況と女性を取り巻く犯罪についてデータを交えながら解説いただいただけでなく、犯罪に巻き込まれた際の対応や、警察が提供する防犯対策についても教えていただきました。
臨場感ある学びを通して
違法薬物や特殊詐欺について、演劇による臨場感ある学びの機会が得られたことで、実際に自分や大切な人が巻き込まれたら…とより自分に引き寄せて犯罪を考えるきっかけとなりました。
特に、犯罪に巻き込まれた際は周囲の人々を頼ることができるかどうかが重要な要素になると学び、日頃のコミュニケーションの大切さを感じました💡
また、思っている以上に女性を取り巻く犯罪が数多くあることも学びました。被害を受ける女性を減らすためにも、対策方法などの周知が重要になると考えました📢
(3B 海老原)