心理学科には、心理学の手法に基づく研究を行い卒業論文を執筆するために、演習科目(「心理学専門演習Ⅰ・Ⅱ」「心理学入門演習」)が設けられています。
卒業論文に向けた研究は3年生以降「心理学専門演習」(いわゆるゼミ)で行いますが、その準備学習として、2年生の必修科目「心理学入門演習」が位置づけられています。
「心理学入門演習」では、3・4人のグループにわかれ、ことわざを検証する研究計画を立てていきます。
実際にデータを取ることはしませんが、ディスカッションをしながらより良い研究計画を立て、それをほかの学生に発表することで、研究に必要な力を養っていきます。
先日、今年度の授業の最後に最終発表会が行われ、最優秀賞と優秀賞のグループが選ばれました。
最優秀賞に選ばれたグループのメンバーの1人が、この授業に関してコメントを寄せてくれたので、紹介します💁♀
授業ではどんなことを行いましたか
3〜4人で1グループになって話し合いながら、日本のことわざが実際に起こりうるのかを実証するための研究計画を立てました(私たちの班のことわざは「目は口ほどにものをいう」でした)。
また、グループでたてた研究計画についてのスライドを作り、ほかのグループに向けて発表しました。発表会では質疑応答もあるので、ほかのグループから質問されたり、逆に自分が質問したりしました。
また、グループでたてた研究計画についてのスライドを作り、ほかのグループに向けて発表しました。発表会では質疑応答もあるので、ほかのグループから質問されたり、逆に自分が質問したりしました。
グループ活動で特に印象に残っていることを教えてください
グループ活動では、実験の条件分けに行き詰まったことが印象に残っています。ことわざのニュアンスを汲み取りすぎてしまうと、測定したいものがしっかりと測れない条件になってしまいます。
そのことを考慮しつつ、ことわざの意味も残した条件を作り直すのがとても大変でした。
そのことを考慮しつつ、ことわざの意味も残した条件を作り直すのがとても大変でした。
発表会に向けてどんな準備を行いましたか
私たちの班は中間発表会で時間が余ったので、最終発表会に向けて細かい説明を加え、時間が余らないように意識しました。
また準備段階からできるだけ客観的な視点で自分たちの発表を見て、メンバー同士で「ここはどうなんだろう?」と疑問を投げかけ、質疑応答の対策を行っていました。
また準備段階からできるだけ客観的な視点で自分たちの発表を見て、メンバー同士で「ここはどうなんだろう?」と疑問を投げかけ、質疑応答の対策を行っていました。
この授業を通じてどんなことを学びましたか
卒業論文の作成の流れを学ぶことができました。私はこの授業を受けるまで、卒業論文をどのように作っていくのかまったく分からず、不安を感じていました。
しかし実際に研究計画を立ててみると、「演習を通じて学んだことは、卒業論文のこの部分に使うのか」と今まで学んだことと卒業論文を作る過程が結びつき、イメージがしやすくなりました。
また人前で発表することに慣れることができました。今までその場で質問されて答えるような経験がなかったので、実際に質問に答えることでアドリブ力や語彙力を鍛えることができたと思います。
しかし実際に研究計画を立ててみると、「演習を通じて学んだことは、卒業論文のこの部分に使うのか」と今まで学んだことと卒業論文を作る過程が結びつき、イメージがしやすくなりました。
また人前で発表することに慣れることができました。今までその場で質問されて答えるような経験がなかったので、実際に質問に答えることでアドリブ力や語彙力を鍛えることができたと思います。
(2年・高橋)
この授業を受講した2年生は、来年度からいよいよゼミに所属して卒業論文のための研究をスタートしていきます。
この授業で学んだことを活かしながら、各自が興味関心を持つテーマを追求し、それぞれの研究を実りあるものにしていってくれることを願っています😊
(授業担当教員)
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