先日,心理学科の榊原良太先生が『パ・リーグTV』に出演しました📺️
榊原先生は、感情心理学・社会心理学が専門で、心理学科では意思決定に関する授業も担当しています。
心理学科では今年度,社会心理学分野に准教授・榊原良太先生を新たにお迎えしましたのでご紹介致します。 先生のご専門とその魅力を教えてください 「感情心理学」と「社会心理学」が専門です。どうすれば自分の感情をうま[…]
心理学科では学びの土台となる概論科目である 「心理学概論」 「発達心理学」 「社会心理学概論」 「臨床心理学概論」 をベースに,「認知」「発達」「臨床」「社会」の4領域の学びを深める科目を「各論科目」として[…]
野球にも心理学?
例えば野球では、ピンチをしのいだ直後に得点が生まれると「流れが変わった」と表現されますが、榊原先生はこの野球における「流れ」が本当に存在するのか、それともただの錯覚にすぎないのか研究を続けており、今回の出演につながっています。
野球という一見すると心理学と関連がなさそうなテーマが、どのように心理学と関わるのか、榊原先生に改めてインタビューを行いました💁♀️
心理学は感情や行動に関する理解を深めてくれるだけでなく、スポーツやビジネスなど幅広い分野に応用可能です。榊原先生の研究を知ることで、受験生の皆さんにとって、心理学の新しい一面を知っていただければ幸いです✨️
学生のとき、『野球人の錯覚』という本に出会ったことがきっかけです。私自身も野球少年だったので、当然「流れ」は存在するものだと思っていました。
しかしその本では、実際のデータを使って、「流れ」の存在をはじめとした野球界の通説・俗説がことごとく否定されていて、その痛快さと「客観的には存在しないものを信じてしまう」人間の心理に面白さを感じ、自分自身でも研究してみようと思い立ちました。
ゼミの活動として学生と行った研究ですが、『名探偵コナン』の全ての殺人事件をデータ化して、どのような傾向が見られるかを分析したことがあります。
例えば「加害者は男性や若年世代が多い」「男性よりも女性の方が毒物を用いる傾向がある」といった結果が得られ、それを実社会のデータと比較したりしました。
何の役に立つのか、そもそも心理学研究と言えるのかはわかりませんが、興味のあることを自由に研究する楽しさを学生たちは実感していたように思います。
(心理学科・榊原良太)