心理学科では2023年度から、「キャリア準備プログラム」がスタートしました。
キャリア準備プログラムとは
心理学を活かしたキャリア目標と関連する科目を「キャリア準備プログラム」として示し、低学年時から、キャリア目標を意識した主体的な学びができるようにします。
所定の科目を修得した学生には、各プログラムが目標とするキャリアへの準備ができたことを示す修了証を授与します。
詳細は、こちらをご確認ください。
具体的には、以下の3つのプログラムがあります。
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「消費行動と心理調査」プログラム
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「生涯発達とコミュニティ」プログラム
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「心理支援基礎」プログラム
修了証が授与される初年度となる2024年度は、多くの方々がプログラムを修了しました。
前回に続き、各プログラムを修了した方々へインタビューを行いました。
2回目は「生涯発達とコミュニティ」プログラムを修了した、3年生の髙橋さんです💁
履修しようと考えたきっかけは、キャリア準備プログラムについて履修ガイダンスなどで説明を聞いたことです。
心理学科では、国家資格の公認心理師や、日本心理学会が認定する認定心理士をはじめ、さまざまな資格に対応しています。 将来、就職したい学生にとっても、進学したい学生にとっても、今後のキャリアに役立つ魅力的な資格が、心理学科にはたくさんあり[…]
私は入学後にキャリア準備プログラムが開始されたため、既にいくつか授業を履修した段階でどのプログラムを取るか考えました。
あらかじめ受けていた講義内容が発達心理学に関する授業が多かったので、将来的なキャリアにつなげようと「生涯発達とコミュニティ」プログラムの授業を軸に履修を組んでいきました。

プログラムの科目の中で印象に残っているのは、「生涯発達とコミュニティ」プログラムのエクステンション科目に位置づけられている「児童心理学」です。
児童心理学では、発達心理学の中でも特に児童期(大体「小学生」にあたる時期)についての内容をより学んでいくことができます。
ものごとの捉え方などの知的・認知的な発達や友人関係などの社会性の発達などに関して、知識だけでなく先生がスクールカウンセラーとして向き合ってきた子どもたちへの対応に関する実践的な内容も聞くことができました。
これまで学んできた知識や心構えが現場で活かされた話を聞くことができる貴重な体験だったので、とても印象に残っています。
「生涯発達とコミュニティ」プログラムに関する授業を受けて人を発達の側面から知ることができただけでなく、世の中には様々な個性を持った人たちがいるということを改めて感じました。
悪いところばかり目につきがちですが、その人の人となりをこれまでの発達の流れや周囲との関係から多面的に考えることで、「良い/悪い」ではないその人らしさを捉えられるようになっていきたいです。
最初はこれまでの履修の延長で科目を増やしていきましたが、履修した後では、どの講義も人を発達の側面から知ることができるもので大変勉強になったと感じています。
プログラム修了を目指されている皆さんは、たくさんの講義やアルバイトもあって毎日が忙しいとは思いますが、将来につながる学びが得られる機会にもなりますのでぜひ頑張ってほしいと思います。
(3年・髙橋)
(キャリア準備プログラム担当)
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