展覧会のお知らせ「かけがえのないもの – 地球・風景・環境」

2024年4月13日から9月29日まで、
軽井沢ニューアートミュージアムの企画展「かけがえのないもの – 地球・風景・環境」に、
早川陽(初教の図画工作担当)日本画作品3点、図書2点、概念図1点を出品しています。

 

出品作品は、『桃花源記』(2007)、『山水風景、或は盆景』(2010)、
『椿と紅白梅』(2018)の3点です。
いずれも修了制作、博士審査の制作、美術教育の作家展の制作として、
東京芸術大学美術館に展示歴がありますが、まとめて展示することは初めてです。

そして今回は絵だけではなく、博士論文をベースに出版した図書『藝術と環境のねじれー日本画の景色観としての盆景性』2013(清水弘文堂書房/アサヒ・エコ・ブックス36)と概念図、
2024年3月に出版された図書『盆栽趣味の広がりと性格』(昭和女子大学出版会)も関連資料として展示されています。

 

研究では近代絵画としての日本画には山水風景のズレとしての盆景性(盆栽性)がある、
という話を書いていますが、最近は日本画から広げて、
生涯学習や学校外教育としての趣味文化に興味を拡大して、「人がなぜ景色をつくるのか」をテーマにしています。
今回の展示は、今まで示していた「地球・風景・環境」をテーマに見せる展覧会で、
展示のコンセプトも過去と現在の研究に繋がる構成になっています。

場所は軽井沢駅から旧軽井沢方向に徒歩8分、ガラス張りの外観で中はフラットな広い空間です。
ご都合がつきましたら、是非お立ち寄りください。

(写真提供:軽井沢ニューアートミュージアム/早川陽)

 

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