2024年前期の授業を紹介します。今回は「人間関係指導法Ⅱ(遠藤純子先生)」です。
人間関係指導法Ⅱでは、領域「人間関係」の指導の基礎となる乳幼児の人と関わる力の育ちに関する専門的事項について、関係発達論的視点から理解をしていきます。
その上で、乳幼児期の発達にふさわしい主体的・対話的で深い学びを実現する保育を具体的に構想し実践する方法について、遠藤先生の保育所での実務経験を生かし、保育実践における事例検討を通し、学びを深めていきます。
授業では以下の3つを目標にしています。
乳幼児の人と関わる力の育ちに関する専門的事項について関係発達論的視点から理解する。
第10、11回の授業では、学生がグループで行事計画を立て、発表を行いました。
学生の発表をいくつかご紹介します。
【夏祭りグループ①】
夏祭りグループ①は3歳児12名、4歳児11名、5歳児15名を想定し、お面屋さん、魚釣り、射的屋さん、盆踊りを行う計画を立てました。
ねらいは以下のように設定をしていました。
・3歳以下は、魚釣りや野菜スタンプを使ったお面作りを通して、身近な素材に触れ興味を持つ。
・4,5歳は屋台の運営を通して、自分の役割を理解し、責任感を持って活動する。
・友達や地域の人との関わりを楽しみながら、日本の伝統を体験する。
発表では、魚釣りの魚の作り方やたこやき射的、お面作りの実物も紹介をしてくれました。
〈たこやき射的〉
【夏祭りグループ②】
夏祭りグループ②は、①と同じく夏祭りを計画しましたが、発表ではチケット・スタンプラリー・景品・ポシェットの作成方法、さらに保護者や地域の人向けのポスター、保護者への手紙の作成について詳しくは発表をしてくれました。
〈わなげ〉
制作の注意点として「制作時には子どもがけがをしないように、切断面はテープで保護する」、「子どもの気付きを否定せず、子どもの主体性や表現などを伸ばせるような関わりをする」等を挙げていました。
工夫した点として「子どもが主体の行事にする」、「5歳児の思い出に残る行事にする」、「夏祭りの流れを分かりやすくする」等を発表してくれました。
他にも、お泊り会等、楽しそうな行事を計画していました!
次回も学生の計画した行事をご紹介します。お楽しみに!