教育の方法と技術(人見礼子先生)_昭和こども園での活動報告①

2024年度後期の授業を紹介します。

今回は教育の方法と技術(情報通信技術の活用を含む)_人見礼子先生についてです。

 

授業概要

これからの社会を担う子どもたちが様々な資質・能力を育成するために必要となる教育の方法、教育の技術、情報機器及び教材の活用に関する基礎的な知識と技能を身に付けることを目標とする。

「教育の方法」は、実践の一貫性を保つために理論に基づいた実践についての方法を学ぶ。

「教育の技術」は、保育を行う上での話法、教材作成など基本的な技術や、保育計画の作成方法を学ぶ。

「情報機器や教材・教具の活用」は、最新の実践的事例を紹介し教材作成方法を学ぶ。

到達目標

・幼稚園教育要領に示された幼児期の教育のねらいを達成するために必要な一連の知識と手順について説明できる。

・幼児期の発達特性を踏まえた情報機器(ICT)を活用することができ,その活用の意図を説明できる。

 

授業の後半、学生はグループに分かれて「昭和こども園」で部分実習を行いました。

部分実習の様子と学生の感想(▶・★)を2回に分けてお届けします。

 

①「じゃんけん列車」

「でんしゃでいこう」の絵本の読み聞かせ
じゃんけん列車の様子

 

▶絵本「でんしゃでいこう」の読み聞かせと、ジャンケン列車の活動をしました。大きな絵本で安定しない様子を見てすぐに先生方が机を動かしていただいたり、ジャンケン列車のゲーム中に子ども同士で少し言い争いが起きてしまったときの言葉の伝え方を教えていただいたりなど、実際に子どもと関わる姿を見て学ぶことができました。

 

②「新聞紙島 輪くぐり」

▶新聞紙島では、子ども一人一人に折り畳み方があり、みんな違った考えを持っていて子どもたちの発想力に驚きました。フラフープ送りでは、フラフープを通せた時の達成感や、たくさんの笑顔が見れてこの遊びをやって良かったなと実感しました。短い時間でしたが、子どもたちとの関わりの中で沢山の学びがありました。

▶「新聞紙」をつかったクイズやゲームを行いました。子どもたちから予想もしてなかった発言や、こうしたらもっと早くできるのでは?という発想に驚かされることばかりでした。私達も楽しめることができ、良い経験になりました。

③「洗濯バサミツリー」

▶今回の実習では、12月という時期に合わせてクリスマスツリーの制作をさせて頂きました。実際に、保育園の中で子どもと制作活動をするのは初めてだったので緊張もしましたが、私たちが問いかけると元気に答えてくれる、そんな子どもたちにとても力を貰いました。初めての場所で、段取りも良くなく、思うように進まないこともありましたが、子どもたちが活動しやすくなるための材料の準備の仕方や、机や椅子の配置、説明の際の留意点など、さまざまなことに気づき、学びを得ることが出来ました。

▶クリスマスツリーを作りましたが、私が想像していたよりもユニークな作品が沢山できていて子どもの想像力の凄さを感じました。普段の生活では、子どもと関わることがあまりないのでとてもいい経験になりました!

④「じゅうにしのおはなし」絵本・「猛獣狩りに行こうよ~お正月バージョン~」

▶「じゅうにしのおはなし」の読み聞かせ、「猛獣狩りに行こうよ~お正月ver~」の活動では、日本の文化である正月の十二支の話を子どもに分かりやすいような絵と言葉を使って説明するために読み聞かせをしました。また、お正月に興味をもってもらえるようにゲームを使ってお正月に関する話を聞いたり、自分たちが過ごしたお正月のエピソードを受け止めて反応を示すことで安心感やこども園での信頼できる大人との関係を築けるようにしました。遊びの中で身体を動かすことで五感を使った経験ができるようにしたり、子どもたちが自分で思ったことを自然に表現できるような環境を作れるようにもしました。

⑤「スイミー 漁師と魚のゲーム」

 

▶「スイミー」を読みその後「漁師と魚」を行いました。普通の授業では学べない子どもたちの予想外の発言や行動などを学ぶことができました。今回学んだことをこれからの保育実習などに生かしていけるように頑張ります。

⑥「紙皿リレー」

▶今回の実習でボール運びを行ったのですが、子どもたちがすごく楽しんでくれて嬉しかったです。お皿に絵を描いたのですが、年齢によって描き方が違っていておもしろかったです。

★保育者を目指すと決めてから実際に子どもと関わったことが初めてでした。自分が思ってた以上に緊張してしまいましたが、子どもたちが緊張を解してくれるかのように沢山話しかけてくれたり、全力で遊んでくれたり、本当に嬉しく、子どもたちから沢山学ぶことがありました。来月の初実習前に子どもたちと触れ合う機会をいただけて本当に嬉しかったです。

★普段、クラスのみんなと子どもの姿を想像することはありますが、実際に子どもの姿を観察する機会はなかなかないのでとても良い経験になりました。1人の子どもに「いいよ」と言うと他の子どもも「じゃあ私も」となってしまうことを学びました。1度決めたルールは勝手に変えてはいけないと反省しました。

★実際に子どもたちと関わることが出来たため、予想していた姿と実際の姿との違いが見えたり、想定外の反応が来たりと学生のみで行う模擬保育より学びがたくさんある実習を行うことが出来ました。実習を通して、子どもが好きであることを再認識し、将来保育士になって子どもたちと関わることがさらに楽しみになりました。

★今回の模擬保育では、初めて導入から終わりまでの流れを考えて子どもの前で実践しました。緊張していたけれど子どもたちの楽しそうに遊ぶ姿を見ていつの間にか一緒に楽しんでいる自分がいました。そんな保育者のいい部分にも気づくことができたし、子どもたちに説明を分かりやすく伝える難しさも同時に感じられた機会でした。

★私たちが教室に入った所からお別れをするまで子ども達がずっと笑顔で話しかけてくれて制作活動を楽しんでくれてとても嬉しかったです。普段座学で学んでいることを実践でき、実際子どもたちと関わらなければわからないことも今回学べてとても充実した時間になりました。

★自分たちで考えたゲームを子ども達とやってみて、予想通りに進められた部分と予想外の部分がありました。予想外の出来事が起きた時に、どのように子どもと関わっていくべきか、考えながら学ぶことが出来ました。この体験をもとに、これからも勉学に励みたいと思います。

★私は園で何かをしたことがあまりなかったので緊張しましたが、子どもたちが元気に楽しんでくれている姿を見ることが出来て、とてもやりがいを感じることが出来ました。また、泣いてしまった子に対しての対応がまだ自分には出来ない部分だなと感じたので、これからの実習を通して、先生方の指導をよく観察し、学べていけたらいいなと思います。2月に実習があるので、今回学んだことを意識して臨みたいと思います。

学生の生き生きした姿を見ることが出来ました。

次回は、第2弾をお届けします。

 

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