10月1日、10月15日に映画「小学校〜それは小さな社会〜」の上映会が開催されました。
10月1日は監督の山崎エマさんをお招きし、上映会後に質疑応答や講演をしていただきました。
山崎エマ監督からは
映画撮影までに数十の教育委員会に交渉し、ようやく撮影の許可が得られたのが世田谷区教育委員会であったことなど撮影前のお話から、撮影中にどのように子どもたちのストーリーを集めて、紡いでいったのかなど、撮影中のお話もうかがいました。
また学生の質問にも一つ一つ丁寧にお答えいただきました。
山崎監督の姿から学生が学ぶことも多かったのではないかと思います。
学生たちはとても熱心に映画を鑑賞し、それぞれ深く考え、感じるところがあり、感極まる学生の様子も見られました。
とても充実した時間となりました。学生たちの感想を紹介します。
・ありのままの子どもの姿と先生方の葛藤を覗くことが出来てよかったです。
・教員目線からでは見ることのできない子ども同士の関係や抱えている想いを垣間見ることができて面白かったです。
・母のような父のような先生を凄いと思いました。
・先生にとっての当たり前は子どもたちの当たり前ではないと感じました。
・子どもへの働きかけ方や声のかけ方等、先生の行っていることすべてに意味があるということを知りました。先生ってすごくかっこいい仕事だと改めて思いました。
・自分のプライドを捨て、子どもとまっすぐ向き合う先生の姿に圧倒されました。
・自分が実習をした学年と重ねながら観ることが出来ました。
・ただ叱るのではなく、何でダメなのかを伝えた上で、注意することが大切だと学びました。
・映画の中で不自然に感じる場面がなく、自分自身も日本の教育に洗脳されてきたのかなと感じました。
・児童に寄り添う上で、自分が何を大切にしたいのか、自分の経験も踏まえて教えていきたいと思います。
・厳しい先生、優しい先生、いろいろな先生がいる中で、自分はどんな先生になるべきか考えるきっかけになりました。
・先生も悩みながら成長している姿を見ることができ、自分も悩んで失敗して先生になっていこうと思います。
・卒業式の練習で泣いている姿や愛情を伝えている姿を見て、教師は生き方を示す職だと思いました。
大学1〜4年生が一緒に「日本の小学校」「自分がなりたい小学校教諭」等について考える貴重な機会となりました。
山崎エマ監督、素敵なお時間をありがとうございました。