「世界の食潮流」について特別レクチャーを受けました!

みなさん、こんにちは。2年のY. S. とR.S.です。

今回は、コンシューママーケティング論で行われた特別レクチャーをご紹介します!

70カ国600人のネットワークを活用してマーケティングを行うTNC社の小祝社長が「世界の食潮流」についてレクチャーしてくださいました。小祝様が特に大事にしている「現地生活者視点」と「グローバル視点」についてのお話はとても印象的でした。

「なぜ現地調査は日本人女性にこだわっているのか?」をお聞きしました。小祝先生いわく、「現地の日本人女性は、複眼的な視点で物事を捉えることができる。彼女たちは現地の人と結婚していたり、フリーランスで働いていて現地の人々や企業とつながりを持っている。また、女性のほうが現地のトレンドに敏感。加えて、グローバルな視点を持ち合わせている。例えば、イギリスにいる日本人女性は、なぜイギリス人は豆腐ベースの食品を取り入れていないのか、または取り入れているのか?といった疑問を日常生活の中で自然と抱いている。

 

現地調査といえばその国の人々や企業に直接話を聞くことが一般的だと思っていましたが、現地の日本人女性が持つ「複眼的な視点」が調査において大きな価値を持つことを知り、非常に納得しました。今後、商品開発やマーケティングを考える際には、こうした視点を意識していきたいと思います。

小祝社長がグローバルな視点を得たのは、日本企業に就職して1年で退職し、インドネシアのバリ島でスパの経営を任され、現地の人々が幸せそうに暮らしている姿を目にし、外から見た日本やグローバルな視点について深く考えられるようになったそうです。

「グローバルな視点は、自分が海外に出る、日本人がいない環境で責任ある仕事をすることで得られる」、でもそのような挑戦が難しい場合でも、「海外出張の多い方のお話を聞く」「海外に関する本を読む」など、日常的に取り入れられる方法があるとアドバイスをいただきました。

今回の講義を通じて、私たちも身近なところから海外に関する書籍を読んだり、異文化に詳しい方とお話をしたりと、出来ることを実践してみたいと思います。