みなさんこんにちは!2年生のK・Kです。
11月17日、22日の生理・生化学実験で「摂食・嚥下」について学び、試食や嚥下波形の観察をしました。
まず、ソフティアS(ニュートリー株式会社)を用いて、とろみの濃さを三段階に分け試食を行いました。次に、マルハニチロ株式会社様から提供して頂いたユニバーサルデザインフードを試食しました。どちらの製品も、咀嚼・嚥下機能が低下した方のため食べやすさに配慮されたものです。
私たちが試食したものは「舌でつぶせる」段階の食品であり、噛む力はいらず、容易に飲み込むことができました。特に印象的だった「ぶりの照り焼き」は、はんぺんのような食感でありながら魚の風味は失っていませんでした。
また、ごっくんチェッカー(ハッピーリス株式会社)を用いて安静時呼吸と試験食の飲み込みを測定しました。自分自身(健常者)と嚥下困難者の嚥下波形を比較することで、嚥下困難者がどのタイミングで飲み送りが遅くなっているのか客観的に判断することができました。また、卓上性物性測定器(株式会社山電)を用いて、2回圧縮変形したときのテクスチャー測定を実施しました。
この試験では嚥下困難者用食品の表示許可基準を学びました。「いつまでも美味しく食べる」ためにはどのような食品が適しているのか、多角的に学ぶことができた貴重な機会となりました。