日本文学専攻 卒業生紹介

2009年に、昭和女子大学大学院文学研究科日本文学専攻の博士後期課程を修了し、博士(文学)の学位を取得しました。現在は、青山学院女子短期大学、昭和女子大学附属昭和高等学校で非常勤講師をしています。

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研究分野は上代文学で、『古事記』『日本書紀』及び『萬葉集』を中心に、個々の物語や歌が抱える問題のほか、物語や歌がそれぞれのテキストの中で語ること、物語や歌を通してテキストが成り立たせる「古代」の問題などについて研究しています。また、短期大学や高等学校の講義や授業等では、古代の作品や言語等の知識・理解のみならず、学生や生徒ひとりひとりが、そこに内在する様々な問題について自ら考察し、追求することによって、新しい発見などを得ることが出来るよう指導することを心がけています。古代の人々が作品を通して我々に伝えている様々なことを自らの糧とし、また支えにもして、現代社会を心豊かに力強く生きる、そのような女性の育成を目指したいと思っております。

金澤 和美
(文学研究科日本文学専攻博士後期課程、平成21年度修了)