感無量~ハリントン博士最終セミナー~

ハリントン博士最終セミナー

昭和女子大学文学研究科の正規科目として、また外部参加者に対する一般公開講座として開かれてきたハリントン博士(クイーンズランド大学)のセミナーが今年最終回を迎えました。前任のロッド・エリス博士に続いて2016年から8年間、毎年2週末を使った集中講座として開講されてきましたが、ハリントン先生の集中講座は今回が最終回となります。今年は818日~20日と25日~27日の期間に実施。他の文各研究科科目とは雰囲気、授業形式が少々異なり、院生には良い刺激になり、また他大学の先生方にも研鑽の場としてご活用いただきました。

内容は毎年異なり、応用言語学全般から統計処理の方法など多岐にわたりましたが、今回は外国語学習者の4技能 (reading, listening, speaking, writing) におけるパフォーマンスの評価方法を中心としたものでした。テスティングの設計や実施の裏付けとなる理論の説明と並行して、例年通り参加者中心の活発な議論、発表が印象的でした。快活でユーモアのセンス溢れるお人柄と、明瞭な説明ですべての参加者から好評を得てきたセミナーですが、惜しくも、今年度でその幕を閉じます。