【文学言語教育専攻】第2回 研修会「大学院の協働型教師養成~昭和女子大学の非母語話者院生の事例を中心に~」

2026年度第2回 研修会「大学院の協働型教師養成~昭和女子大学の非母語話者院生の事例を中心に~」

9月26日、近藤彩先生・池田玲子先生による「大学院の協働型教師養成―昭和女子大学の非母語話者院生の事例を中心に―」と題した講演が行われました。
第一部の講演では、「協働」をキーワードに、本学大学院における日本語教師養成の取り組みが紹介されました。附属高校での日本語学習支援、日本語学校での教育実習、学内外での協働、研究会での発表など、大学院での学びと教育実践、さらに研究をどのようにつなげているのかについて、実際の事例を交えながらお話しがありました。特に印象に残ったのは、大学院で学んだ知識を実際の教育現場で実践し、その経験を振り返りながら、さらに研究へとつなげていくという点です。授業で知識を得るだけではなく、実践と研究を往還しながら学びを深めていくことの重要性を改めて感じました。また、学内だけでなく、附属高校や日本語学校など、さまざまな場や人との関わりの中で学びが広がっていくことも、本学大学院の特徴の一つだと感じました。
また、参加者の皆さまには、大学院留学生の日本語教育実習を題材としたケース学習にも取り組んでいただきました。協働学習について学んできた留学生が、実習では講義型の授業を行った事例をもとに、その背景や教師の支援について参加者同士で意見を交わしました。ケースについて対話する中では、それぞれの教育経験や立場からさまざまな意見が出され、一つの事例を多角的に捉え、他者との対話を通して考えを深める時間となりました。
桝田

 第二部では、講演全体の振り返りに加え、教員養成や教育実践の改善をテーマとしたディスカッションが行われました。まず、参加者の皆さまはグループに分かれ、教員養成の過程において改善できる点や、教育実践の改善について意見交換を行いました。その後、各自の意見を付箋に記入し、黒板に貼り出し、全体で共有しました。続いて、近藤先生と池田先生が貼り出された付箋の内容を確認し、数名の参加者に自身の意見を発表してもらいました。 このように、多様な視点や意見を共有する機会が設けられました。 近藤先生と池田先生のコメントや参加者の意見を踏まえ、教員養成および教育実践の改善について理解を深める場となりました。
私たち大学院生も、このディスカッションに参加し、教育現場において直面する課題や、これまでに経験した協働実践について意見交換を行いました。今回の講演およびディスカッションを通じて、実際の教育現場に関与することは、学習者との関わり方や指導方法の適切性を検討し、理論的な知識と実践的な経験を結びつけるうえでも意義があると改めて実感しました。今後も、協働学習の機会を通じて経験を積み重ね、教育実践への理解を深めていきたいと考えています。
リクゲイブン