Ship for World Youth Leaders に参加して 【学生レポート】

平成26年度グローバルユースリーダー育成事業  「Ship for World Youth Leaders」

《概要》

「Ship for World Youth Leaders」(旧称:世界青年の船)は、陸上研修、船上研修および海外研修を行うことにより、各国の外国青年とのディスカッションや文化交流を通じて相互理解を深め、有識者によるセミナーの受講や参加青年が自主活動を企画することによって、異文化対応力やコミュニケーション能力を高め、リーダーシップやマネジメント力の向上を図るプログラムです。

 

また、併せて参加青年の国際的視野を広げ国際協調の精神を育てることにより、国際化の進展する各分野でリーダーシップを発揮できる青年を育成することを目的として内閣府が主催しています。

 

26回目となる今年の参加国は、バーレーン王国、ブラジル連邦共和国、インド、日本国、ケニア共和国、ニュージーランド、オマーン国、ペルー共和国、スリランカ民主社会主義共和国、トルコ共和国、英国の11か国です。

 

先述の通り、プログラムは大きく分けて陸上研修、船上研修、海外研修の三つで構成されています。

陸上研修では国連大学訪問、都内視察、スポーツ&レクリエーション、National Presentationの準備等が行われます。

船上研修では総勢200人がにっぽん丸という船に乗って三人一部屋で共同生活をしながら沖縄県那覇市と岩手県大船渡市を訪問します。

海外研修では、日本人参加青年が5つのコース(社会起業家精神・教育・情報、メディア・ボランティア精神・異文化理解)に分かれて、それぞれバーレーン王国、ニュージーランド、ペルー共和国、スリランカ民主社会主義共和国、トルコ共和国を訪問します。

 

またプログラムを通してコースディスカッションやリーダーシップセミナー、プロジェクトマネジメントセミナー、PYセミナー、自主活動などが開催されますが、このセミナーの多くは参加者が企画、運営するものとなっています。

 

《日程》

1月24日(土) ~ 1月 25日(日)  直前研修

1月26日(月) ~ 2月1日(日)   陸上研修

2月 2日(月) ~ 2月13日(金)  船上研修と寄港地活動

2月14日(土) ~ 2月21日(土) 海外研修

2月22日(日) ~ 2月23日(月) 帰国後研修

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こんにちは。英語コミュニケーション学科4年の小池茉那です。

平成26年度内閣府グローバルユースリーダー育成事業  「Ship for World Youth Leaders」に参加してきました。

私は、陸上研修中に行われたスポーツ&レクリエーションについて書きたいと思います。

 

スポーツ&レクリエーション(陸上研修にて)

このイベントは言葉に頼らない「体当たり」の交流を通じて友情を深めることと、

多国籍からなるグループでチームビルディングをすることを目的に開催されました。

(学校でいう体育祭のようなイベントです。)

 

まず初めに世界11か国の総勢200人で日本のラジオ体操を行いました。

 

開会式では選手宣誓が行われ、また、学生服を身にまとった応援団やチアリーダーによるパフォーマンスが披露されると会場内は異様な熱気に包まれました。

 

競技は輪くぐり、二人三脚、綱引きといった個人の能力ではなくチームの力で競い合えるものをイベント委員が事前研修の時から話し合って企画してくれました。

 

日本で綱引きは体育祭の定番ですが、海外の青年の中には初めてという人もいて、

初めての綱引きを心から楽しんでいる様子が印象的でした。

 

このイベントでは言葉や文化の違いを越えて、スポーツを通じて一つになることができるということを実際に体験することができました。

 

またそれぞれのグループで勝ちたいという共通意識があったからこそ、

互いに積極的にコミュニケーションを取り、一致団結することができました。

 

勝った時の喜びや負けた時の悔しさを共有することで、グループの一員であることを認識することができ、参加者同士の距離が一気に縮まったと思います。

スポーツの持つ力は大きいと改めて感じました。