【教員メッセージ】鈴木博雄先生:入学までに行っておくと良いこと

4月から英語コミュニケーション学科で学ぶことになったみなさま、これからの4年間、山あり谷ありの毎日が始まりますが、大いに、学生生活を謳歌してください。

さて、入学までに何をしておいたらよいでしょうか? ひとつお勧めしたいことがあります。既に、Google Scholar(グーグル・スカラー)(以下、GS)というサーチエンジンを使ったことがある人もいようかと思いますが、時間のある時に、このGSを「遊び感覚」でネットサーフィンしておくとよいでしょう。大学ではレポート・小論文を書く機会が多くなりますので、今から、GSに慣れておいてください。

GSというのはネット上で研究文献を探すためのエンジンです。PDFで文献をダウンロードできる場合も多々あります。

例えば、「英語教育における英文法指導の重要性」についてレポートを書くとします。GSの検索ボックスに「英文法の習得」と入力し、検索すると相当数の文献が表示されます。右側に【PDF】と表記されていれば文献全体をダウンロードできます。

GSの使い方については、グーグルで「グーグルスカラーの使い方」として、検索を掛けると多くの方の解説がヒットします。是非、参考にしてください。

ただし、GSだけでの文献収集には限界があります。図書館や書店も有効に活用しようではありませんか。家に居ながら、世界中の貴重な文献を入手できる便利な時代になりましたが、本学・他大学の図書館や公立の図書館(国会図書館から市区町村の図書館まで)で、実際に文献の現物を手に取って、読むことの楽しさも味わってください。私事で恐縮ですが、恩師の「図書館が<動かせる>ようになったら社会人として一人前」という言葉は今も鮮明に覚えています(「動かせる」というのは比喩表現です)。

図書館や町の書店を利用すれば、運動にもなりますし、文献を借りたり買ったりして帰宅途中の喫茶店でコーヒーを啜りながら、ざっと目を通すのも楽しいものです。

英語コミュニケーション学科 鈴木博雄