今回の記事は、現在、アメリカのエンディコット大学に認定留学中のリンさんがブログ記事を書いてくれました!エンディコット大学はマサチューセッツ州にある大学で、昭和ボストン校からも比較的近いところに位置しています。アメリカの大学で学ぶレストランサービスとはどんなものなのでしょうか?
——————————————————————
今回は私が認定留学先のエンディコット大学で受けている、ある授業についてご紹介しようと思います。
この写真はエンディコット大学が持っているレストラン“La Chanterelle”の内観を写したものです。実は今、私はこのレストランでService Managementというホスピタリティーの授業を受けています。実技中心の授業の為、座学の授業は初めの4回のワークショップのみ。それ以降は授業時間内でこのレストランをオープンしお客様をお迎えして、実際にユニフォームを着た学生がテーブルについてサーブをしています。
ワークショップでは、ワインの開け方やオーダーの取り方、このレストランの仕組みなどを習い、レストランオープンに向けて準備を行いました。また、ワインの成り立ちやそれぞれと合う料理と食べ合わせの工夫、お店で出すワインの特徴なども勉強しました。お給料やチップがもらえることはありませんし、授業時間も長めですが、日本の大学ではまず体験できないような本格的なレストランサービスを学ぶことができています。そして何より、お客様とコミュニケーションを取る時間は、私にとって英語を話す大切な機会となっています。もちろん会話でも授業内容でも完璧に英語が理解できるわけではありませんし、震えるほど緊張してしまいますが、教授やアシスタントの皆さんのサポートを受けながら何とか頑張っています。
キャッチコピーは”The non-traditional classroom.”。今期のお客様は大学関係者と学生のみですが、コロナの前は一般のお客様も来店していたそうです。ホスピタリティーについて勉強がしたいとエンディコット大学を選んだ私にとって、授業の一環としてここまで本格的な環境に身を置けたことは、何よりも貴重な経験であり、正しく自分の学びたいことを学べていると感じています。
つい先日がレストランのオープン日だったので、実際のサービス提供はまだまだこれからですし、壁にぶつかったり失敗することもこの先必ずあると思いますが、クラスルームであるということをある意味の安心感に変え、教授陣の力を借りながら自分らしく最後のサービスナイトまでやり切れたらなと思っています。