【教員メッセージ】井原先生:英語を読めるようになるためのコツは語彙力?

昭和女子大学英語コミュニケーション学科入学予定のみなさん、
合格おめでとうございます。
みなさんの入学を教職員一同心待ちにしています。

前回に引き続き、今回も、入学までに行っておくと良いことをお伝えします。
前回は「なかなか聴き取れない」という悩みについて書きました。
今回は「なかなか読めない」という悩みについてです。
「もっと読めるようになりたいな」と思う人にアドバイスを送ります。

私の経験から、「読めない」大きな理由の一つは語彙力です。
読み始めてみて、単語の意味がわからない、たぶんその語がポイントなのだけれど、
その語の意味がわからないからその先が一層わからなくなってしまう、という経験があるのではないでしょうか。
「読める」ようになるためには、語彙力と文法が肝心ですが、
語彙力を増やす方法をお教えします。
英語の単語は、部分に分けられるものが多いことに気づいていますか?
boy や get は部分に分けられないけれど、careful や beautiful は2つに分けられそうだし、
international も分けられそうですね。
語は、部分から成り立ち、部分部分がそれぞれ意味を持っているのです。
re- は「再び」という意味を持ちますし、bi- は「2」という意味を持ちます。
その知識を持っていると、reset, refresh, recycleや bicycle, bilingualの意味を想像できるでしょう。
unanimous という難しそうな語は、「ひとつの」「息」という部分から成立しています。
そうすると「全員一致で」という意味を覚えやすく、忘れにくくなるでしょう。
ひとつの部分を覚えると、いくつもの語のネットワークに広がっていくのでお勧めです。

書店や図書館に行くと、語源から覚える英単語という類の本が出ています。
楽しみながら読んでいくうちにきっと語彙力が高まりますよ。
これから4月まで、語彙力高めてみませんか?

英語コミュニケーション学科 井原奉明