【教員メッセージ】井原先生:入学までに行っておくと良いこと

昭和女子大学英語コミュニケーション学科入学予定のみなさん、
合格おめでとうございます。
みなさんの入学を教職員一同心待ちにしています。

受験が終わり、高校を卒業した解放感から「しばらく勉強しない!」と固く決意している(?)人がいるかもしれません。
一方、「入学後に備えて準備しておこう」という人もいることでしょう。
今回は、入学まであと一か月余り、入学までに行っておくと良いことをお伝えします。

英語に限らず外国語はすべて同じでしょうが、「なかなか聴き取れない」という悩みは多いものです。
「もっと聴けるようになりたいな」と思う人にアドバイスを送ります。
私の経験から、「聴き取れない」大きな理由の一つは「頭の中に音のイメージが作られていない」ことです。
Get up は「ゲットアップ」とは聞こえず、「ゲラッ」のように聞こえますよね。
文字で書かれた語や句、文が、実際にどのように発音されるか、それを結びつけておくことが、
「聴き取れる」ようになるための近道なのです。
英文を読むときに目で追うだけでなく音も同時に聞く。
ネイティブスピーカーが読んだ音がなければ、まずは音読から始めてもいいでしょう。
とにかく、文字で書かれたものと音とを切り離してしまうのでなく、結びつけて「読み、聞く」のです。
ですから、文字なしに音だけを聞くよりも、音なしに文字を読むよりも、
文字と音、つまり目と耳で同時に確認しながら「読み、聞く」のがいいのです。
頭の中に音のイメージを作っておくと、必ず聴き取れるようになってきます。

これから4月まで、目と耳で同時に確認しながら「読み、聞く」ことを続けてみませんか?

英語コミュニケーション学科 井原奉明