【英コミDDP】困難に立ち向かい、多様性への理解を深めたTUJでの留学生活

今回の記事は、TUJ-DDP1期生として2022年5月にテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)を卒業したミユカさんに留学生活を振り返る記事を書いていただきました!TUJ-DDPとは昭和女子大学に3年間、TUJに2年間在籍し、2つの学士号の取得を目指すプログラムです。

卒業式についての記事はこちらから。

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この度私は、SWU-TUJ DD(昭和女子大学&テンプル大学のダブルディグリー)1期生として、テンプル大学教養学部アジア研究科を卒業しました。紆余曲折、壁にぶつかることも多々ありましたが、こうして無事に卒業することができ、本当に嬉しく思っています。今日は私がTUJでの生活を振り返って思うことをお伝えできたらと思います。

TUJでは世界60か国から訪れる、文化や価値観の異なる仲間とともに行うディスカッションやグループワークの機会が多々あり、最初は訛りのある英語が聞き取れなかったり、逆に自分の英語を聴き取ってもらえなかったり、また何枚にもわたるエッセイライティングにおいて最初から全て書き直しになってしまったりと、何度も困難に直面しました。その際、綺麗で難しい英語を使いたくなってしまうことも多かったのですが、一度立ち止まり、「何が一番優先されるべきことなのか」「自分の考えを受け入れてもらうためにはどう行動すればよいか」を心掛け、どん欲かつ泥臭く授業に食らいつくことで、徐々に双方向で建設的な議論を教授や仲間と交わせるようになっていったと思っています。

こうして授業に参加する中で、「日本の小学校における児童英語教育」に興味関心を持ち、小学校では英語の授業にteaching assistantとして参加したり、ホームルームで実際に子どもたちと時間を過ごしたりする、インターンシップに約4か月間参加しました。英語は他の教科とは異なり、学生ごとに習熟度が異なるだけでなく、英語に関するバックグラウンドが全く異なるため、学生各々がどの程度のレベルの英語コミュニケーション能力を持っているかわからないことや、そのような状況下でどのように授業を進めていけばいいか苦労しましたが、授業の場で児童たちの習熟度を彼らの反応から瞬時に受け取り、自分自身の使用する英語の難易度を臨機応変に調整すること、個別の振り返りを欠かさないことで、子どもひとりひとりに適したレベルの英語力を瞬時に使い分け、彼らにとって効果の高い学びの一翼を担うことができたのではないかと思っています。

来年の4月からはいよいよ社会人となる予定です。就職活動をする際も、私の一つのアイデンティティとしてこのSWU-TUJ DDを認知してもらうことができましたし、自身の英語力も評価していただきましたが、それ以上にこのDDを通じて体得した「コミュニケーション能力」や「多様性への理解」といった内面的な成長の部分を魅力的に感じて頂けることが多かったように思います。目に見える成果や能力の向上だけに留まらず、精神的にも成長したい人、様々な困難に積極的に立ち向かえる人には、SWU-TUJ DDをぜひ大学生活の選択肢の一つに考えてもらえたらうれしいです。