【英コミ卒業生】2021年卒業生のRumiさん — 「今を大切にしてほしい」という後輩へのメッセージ

2021年度に英コミを卒業しました、Rumiです。現在は、物流会社でフォワーダーという業務をしています。(わかりやすく言うと航空輸出の手配をしています。)日本のお客様からの依頼だけでなく、海外のお客様とも英語を使ってやり取りをしています。毎日めまぐるしく、気が付いたら定時を過ぎている、そんな毎日を過ごしています。楽しいことばかりではないですが、充実した毎日を過ごしていると思っています。

今回、英コミのブログから皆さんに「今を大切にしてほしい」ということを伝えたいと思い書かせていただくことにしました。

そう思った理由をお伝えするためにまずは自分の経験を書かせてください。大学時代の思い出で一番思い出に残っているのは5か月間のボストンの留学です。行く前は不安でいっぱいだった私ですが、この5か月を充実した5か月間にするぞと思い、臨みました。しかしながら、最初は日本とは違う環境、経験に戸惑い、英語のできない自分に嫌気がさして外に出かけたくなくなってしまったこともありました。そんなとき、周りの友達が悩みを聞いてくれ、そんな友達の頑張る姿や先生方の熱血指導のおかげでやる気スイッチが入り、結果としてこの20年間で一番英語に向き合い、人間として大きく成長できた時間になりました。考え方を変えれば、留学に行かなければ未熟な自分と向き合うこともなかったですし、日本との違いに気が付くこともなかったのだと思います。具体的にはWing leaderとして積極的に英語を使って話し合いをしたり、現地の友達と遊びに行ったりと、とにかくボストンでしかできないこと、今しかできないことを意識していました。その経験の中で、もっとこのように伝えられたらよかった、あの人のこのような言い回し素敵だなと思ったところを寮に持ち帰り英語の復習につなげていました。

大学時代様々なことを経験してきましたが、中でも5か月間のボストン留学で私は大きく変わったと思っています。不安の方が大きかった私ですが、周りの友達や先生方、英語を学ぶことに集中できる環境に飛びこむことで、「考えるよりもやってみる」という考え方に変わったと思います。考えてみてもやってみないとわかりませんし、何より考えている間に出遅れてチャンスを逃します。留学に行けること、授業でネイティブの先生と話せることは、当たり前ではありません。「今しかできない」貴重な機会を「いつでもできる」考えるという行動で逃してしまうなんてもったいない、そう思い知ったのです。

皆さんは、今を大切に過ごせていますか。このような状況になり、思い描いていた大学生活とは異なるかもしれません。でも今は今しかありません。授業の時間をとってみても無駄なく過ごしているでしょうか。何に時間をかけるかその選択は皆さん次第ですが、無駄にすることは得策とは言えません。あの時こうしてればよかったな、と思った時間は帰ってこないからです。今の状況を生かして楽しむのも、何もできないと思うのも皆さんの考え方次第です。社会人にはやくなりたいと思っていた私ですが、今大学生の皆さんがうらやましくなることがあります。どうか、今を大切にする心を忘れないでいてほしいです。

社会人になれば時間の進むスピードはなぜかとても速く感じます。大学時代の友達に会うと必ずその話になるので、間違いないはずです(笑)大学時代の経験を生かして、私は常に今を大事に行動しています。私にできるか考えてみるではなく、今やってみる、その気持ちを大事に私も今新しい目標へ挑戦をしてみています。

今の友達、先生方、環境、経験はいつでも手に入るものではありません。「今を大切に」皆さんの大学生活が、そしてこれからの人生が皆さんにとってかけがえのないものになることを祈っています。