福祉社会学科学寮のメインイベント「フィールドワーク学習会」後の体験共有のためのグループ発表が行われました。
教員I は,Y先生ゼミの「館山市社会福祉協議会~民生委員さんのお話を聞いて~」、自分のゼミの「NPO法人生活自立研究会フィールドワーク」および「NPO法人結いの会」の合同発表会に参加。
民生委員さんの話を聞いたグループは、話を聞きっぱなしにするのではなく、お話の内容から館山市の福祉的課題を抽出し、その解決策を提案するところまで到達しており、完成度の高い発表でした。また、館山市の課題の考察にとどまらず、自分の故郷のにひきつけて考えたことを発表してくれた学生さんもいました。福祉社会学科では1年次必修の「基礎演習」の中で「自分の生まれた(または今住んでいる)地域の課題についてレポートする」という課題を出していますが、2年生、3年生になった今、もう一度あの課題に取り組んでみていただきたいと思います。きっと1年生の4月に取り組んだ時よりも深く掘り下げられ、新たな発見が多くあることでしょう。
生活自立研究会のグループは、利用者さんとともに作業をしたり、職員の方のかかわり方を見せていただいたことそれ自体が大変勉強になったようです。
結いの会のグループは、自分たちが企画・運営したプログラムの内容を中心に報告を行いました。100歳近いお歳の入居者の方が紙芝居を音読される動画も紹介され、和やかな雰囲気でボランティアができた様子が窺えました。学寮から世田谷キャンパスに戻ったら、NPOマネジメントや生活者の立場からつくりあげる福祉について、さらに深めていけたらと思います。
他のゼミの報告は聞けませんでしたが、それぞれに3年生を中心として立派な報告ができたようです。
みなさん、本当にお疲れ様でした!そして、フィールドワークをさせていただきました施設・機関の皆様、民生委員さん、貴重な機会をつくっていただきまして本当にありがとうございました。