こんにちは!学寮3日目を迎えております。
今日はあいにくの雨ですが、みんな元気に過ごしています。
午前中は「キャリア学習塾」。冒頭にキャリア支援部委員のT先生から趣旨説明がありました。
「世界には女の子であるがゆえに初等教育にすらアクセスできない地域がある。しかし、みんなは今、大学生として高等教育を受けている。そこで学んだことを社会に還元していくことが重要であるが、では社会であるいは会社においてはどのような人を必要としているのだろう?どのような学生時代を過ごしてきた人が社会(会社)で活躍しているのだろう。今日はそのことを共に探ってみよう」というお話でした。
そこからは司会の学生にバトンタッチ。前半・後半に分かれて進められました。
前半は福祉社会学科の3人の先生(Y先生、W先生、M先生)のライフヒストリー・インタビューにもとづく「学生時代から大切にしてほしいキャリア形成上重要な視点」について。
3年生が予め各先生にインタビューしておきパワーポイントで発表、それに対する先生方のコメント、そしてグループディスカッションという形で進められました。
プライバシーもあるので、ここですべてを記すことは控えますが、「人生には無駄はない。その時は不本意なことであっても後で必ず生きてくる・繋がってくる場面が訪れる。」「信念を持ちつつも、時には組織や会社に自分を適応させていくことも大切。」「学生時代に留学など、海外での生活を経験すること。多様な価値観に出会うことが重要。」など、印象深いお話がたくさん聞けました。
前半の部の最後に、電通の調査結果の一部を引用しながらのキャリア支援部委員T先生からのまとめが三つ。
①昔の学生は「勉強」「バイト」「サークル」のどれかを頑張る傾向があった。が、今の学生は似たような人、同じ環境にある人とばかり付き合う傾向がある。しかし、年齢、国籍、価値観などが異なる多様な人の中で人間関係をつくっていく姿勢を持つ人が、社会(会社)からは必要とされている。
②大学で学んだ理論は現場の実践と乖離していることが多い。大学の勉強は果たして現場において役に立つのであろうか?答えは否(いな)である。言われたことだけやっている、知識だけしかない人は結局役に立たない。「これもやりたい!あれもやりたい!」と何事にも興味をもって行動できる、言い換えれば自分の幅を広げていける積極性のある人が求められている。
③将来何になるかが決まっていないとしても、1・2年生のころから準備をしていく姿勢のある人が、実は社会に出てから重要な役割を担っていることが多い。
後半部分のレポはまた後ほど…。