こんにちは。北本ゼミ3年のN.Kです。
北本ゼミは、9月17日にソーシャルワーカーPRプロジェクトの一環で文京区社会福祉協議会にインタビューに行きました。
文京区社会福祉協議会は他機関と連携を取りながら地域住民からの様々な相談に応じています。
支援対象は、高齢者や障害者、子どもとその親などとても幅広くなっています。
今回お話しをしていただいたA.Uさんは地域福祉推進係で地域福祉コーディネーターとして働いている方で、社会福祉士の資格を持っています。
Uさんは、お話しの中で地域福祉コーディネーターは制度に繋がらない狭間になっている人々の課題解決に向けた支援や問題発生を予防すること、
住民が共に助け合えるようなシステム・ネットワーク作りの手伝いをすることだと話していました。
住民と共に作った仕組みとして
・学習支援「てらまっち」
・空き家で居場所づくり企画「こまじいのうち」の2つについてお話しをきくことができました。
「てらまっち」は、塾にいけない、進学したいという子どもたちに昔教師として働いていた地域住民が勉強を教えるという取り組みです。
これについて、Uさんは「経済格差が大きい文京区だからこそ必要な支援だ」と話していました。
「こまじいのうち」は地域に気軽に集まれる場所が欲しい、場所を提供したいという住民の意見があり、
企画の実現に向けて社会福祉協議会は各町会との連携や都からの助成金取得などの面でサポートしていきました。
現在、「こまじいのうち」は高齢者や障害者、子ども連れの父親や母親など様々な年代、
立場の方々が集える多世代交流の場、地域住民の居場所となっていて、全国的にも注目されている取り組みです。
今回の訪問で私たちは、社会福祉士として常に住民側に立ち話を聞いて関係を作っていくことや
住民同士の繋がりを作っていくことが重要だと感じました。
また、「こまじいのうち」のように住民の得意なことをサロン活動として行い、
住民に支援者として活動に携わってもらうというように住民の力を活用することが大切だということを知りました。
インタビュー内容について詳しくは、11月の秋桜祭で発表します。
これからゼミのメンバーや1,2年生と共に話し合いの中でさらに学びを深めていきたいと思います。
文京区社会福祉協議会のA.Uさん、皆様、お忙しい中貴重なお話しありがとうございました。