「サービス介助士」についてお話しいただきました

こんにちは。

10月23日(金)の福祉キャリア論の授業では、公益財団法人日本ケアフィット共育機構の根本様をお呼びし、「サービス介助士」についてお話しいただきました。

サービス介助士とは高齢の人や障がいがある人を手伝うときの「おもてなしの心」と「介助技術」を学び、相手に安心していただきながら手伝いができる人のことです。サービス介助士は、交通・流通・金融・飲食などのサービス業をはじめとするさまざまな分野で活躍しています。大学近くの駅の駅員さんも、みなさんサービス介助士の資格を取得しているようです。

日本ケアフィット共育機構は、このサービス介助士の検定のための講習や、検定試験を行っている団体です。根本様は、サービス介助士のインストラクターとして活躍されています。

根本様の授業では、お話だけでなく、介助の実際について学生たちに体験させていただきました。

 

介助の例として、視覚に障がいのある人(役)に対する数メートル歩いて着席するという動作のガイドを取り上げました。勉強する前に、まず学生に実演してもらい、次に根本様に実演してもらいました。

まず、学生のガイド。

 

つづいて、根本様のガイド。

 

いかがでしょうか。介助をする人の立ち位置(半歩先)、腕をもってもらう位置、座る前に机や椅子を確認してもらうこと等、違いがあることがわかりますか?

視覚に障がいのある人のガイドに限らず、障がいのある人、高齢の人をガイドするには、声かけの方法などにちょっとしたコツがあります。授業に参加した学生からは、障がいのある相手の立場に立って介助することの重要性を感じた、視覚障がいのある人について自分自身で体験して改めてその大変さを実感した、といった感想が挙がっていました。

根本様、ありがとうございました。