こんにちは!
福祉社会学科2年のYです!
先日(2月15日)ソーシャルワークプロジェクトの報告会&交流会が行われました!
15のボランティア先のうち、私たちグループは介護付き有料老人ホーム「ヒルデモアこどもの国」でボランティア活動をしました。
報告会では、学習テーマ・社会的使命・実践した活動・社会への提案についてポスター発表をしました。
ヒルデモアとは、「にわとこの木に住む妖精」を意味することから、ポスターには妖精を描くといった工夫をしました
グループメンバー全員が介護付き有料老人ホームでのボランティア経験がなく、今回が初めてでした。高齢者福祉の視野を広げ、福祉現場の実態を自分達の目で見て学びたいということから、学習テーマとして、「有料老人ホームについて知る」「学生主体のオリエンテーションを通して入居者の方との関わりを学ぶ」と大きく2つを設定し、活動しました。
活動先の社会的使命は、「老いて豊かと語れる暮らしを実現するために質の高い介護サービスをする」ということです。
私たちはこの社会的使命を念頭に置き、ご入居者と会話を通してのコミュニケーションや、生活介助見学、音楽療法士による歌おう会、ミニ縁日などの充実したアクティビティに参加させていただいたほか、私たち学生の考えたアクティビティとして、季節の貼り絵を実施させていただきました。
ご入居者の中には貼り絵をやったことのない方もおり、笑顔とともに「楽しかった」という言葉をいただくことができました。貼り絵が完成すると、ご入居者同士が作品を見せ合い、褒め合ったり、ご自分の作品のこだわりを説明し合ったりと会話が弾み、ご入居者同士の交流促進に対して少しでも貢献できたのではないか、と思いました。
企画の段階ではうまくいくかどうかドキドキでしたが、上記のような活動を通して、多くのことを学び、何より楽しく明るい介護現場を見ることができました!
しかし、世間一般には介護現場について、「つらい仕事」「離職率が高い」等の暗いイメージが持たれています。
活動して感じた「明るく楽しい介護現場」と社会のイメージとのギャップを感じたことから、私たちのグループは報告会での社会への提案として、施設内にとどまらず、地域との繋がりを重視した、開かれた施設を増やしていくことを提案しました。
そのためにも、学生であるか否かを問わず、ボランティアの受け入れを強化し、福祉マインドをもつ人材の増加につなげていくこと、施設側も学校等に対して介護現場でやりがいをもって働いていることを積極的に発信していくことも提案しました。
今回の報告会&交流会には、ヒルデモアこどもの国から代表取締役の方をはじめ、常務執行役員の方、支配人の方、人事部の方、昭和女子大学OGの方にお越し頂きました
発表に対するコメントとして、「明るい介護現場を伝えることは企業としても目指していることである。」と社会への提案に共感していただけたと共に「若い学生がボランティアに来ることでご入居者の方々の発語が増えた。」と、学生ボランティア受け入れのメリットについての発言もいただくことができました!
これまでのソーシャルワークプロジェクトを通して、問題発見力や解決力、主体的に学ぶこと、そして、今回のような報告会での発表によるプレゼンテーション力が身についたように思います!
生きた学びを提供して頂いた、教職員の方々、忙しい中体験の機会を提供して頂いた活動先の皆様に感謝申し上げます。