2017年度 ソーシャルワークプロジェクトⅠ~実践活動報告 その62~

こんにちは! 福祉社会学科1年の鈴木です**.

私は大学1年生の夏休み 9/11~9/15に4泊5日の女川ワークキャンプに参加しました☺

女川ワークキャンプは3.11東日本大震災があった6年前、津波の被害等の影響により今回訪問した宮城県女川町をはじめ、東北地方を中心に甚大な被害を受けたことをきっかけに誕生し、今年6年目を迎えたものです。

震災当時、私は小学生であったためボランティアに赴きたくても行くことが出来ず、いつか行きたいとずっと思っていました。
そしてその思いを6年越しに叶えるため今回このワークキャンプに参加しました。

5日間、様々な活動をさせていただいたのですが、特に心に残っているのが集合住宅にて住民の方と行った紙ランタンづくりでの出来事です。
完成した紙ランタンを配置し終え、ライトアップをした際集合住宅の上層階にお住まいの方が、「上からも見た方がいいよ!」とお宅に上がらせてくださりました。

お家にお邪魔する際お礼を言うと、住民の方は「毎年楽しみにしてるのよありがとう!」と素敵な笑顔で仰ってくれたのです。

私にとってこの時頂いた”ありがとう”という言葉そして”笑顔”が凄く心に響いて嬉しかったですし、上から見るよう声を掛けてくれた優しさ、そして私達が来ることを楽しみにしてくれていることを知ることができ、6年間、先輩方から引き継がれてきたことで生まれる絆と継続することの大切さを感じることが出来ました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

震災から6年経った被災地に対して皆さんはどのようなイメージをお持ちですか。
6年前と思うと、もう復興しただろうと思う人も多くいるのではないかと思います。
実際に、被災地は今も日々少しずつ進化しています。

しかし綺麗に整備されたところに目が行きがちですが、中にはまだ、当時のままに近い場所もあるという現状があります。
まだ復興は終わってないですし、復興とは終わりの無いものです。

私は今回の訪問でお聞きした現地の方からの声は、文字ではなく言葉からでしか感じ取れないものがあり、本当の意味での今を知ることができたと感じています。
これをどのように発信していけばいいか、今はまだ訪問して聞いたことや感じたことを話すことしか出来ないですが、自分なりの方法や出来ることはないか答えを見つけもっと発信していきたいと思います。

最後に活動を通して知ることができた私の思う“ボランティア”に対してのお話をさせてください。

ボランティアと聞くと、堅苦しく感じたり、慈善活動など誰かに提供するイメージを持っている人
また暇な人がやるものととらえている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身、大学に入るまでボランティア経験がほとんどなかったためそれまでは気づきませんでしたが、ボランティアは人に与えるためだけのものではありません。
もちろん困っている人のためにやるボランティアもありますが、それだけでなくて、自分の好きなことやできることが実はボランティアにつながっていて、また与える側、与えられる側関係なく双方が笑顔になれるボランティアも沢山あります。
好きなことをきっかけに笑顔が生まれる。
素敵だと思いませんか??

より多くの人がそんなきっかけに出会えますように✨

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。