平成30年度 第2回 特殊研究講座が開催されました

10月31日に特殊研究講座が行われました。
今回は社会福祉法人沸子園 理事長の雄谷良成さんにご講演いただきました。
「ごちゃまぜの福祉 -カンブリア宮殿で紹介された『シェア金沢』の魅力と背景-というテーマで様々な事例をもとにごちゃまぜの特徴や魅力は何かについてお聞きし、多くの学びを得ることが出来ました。

本講演を通して人と人が繋がり助け合うことが健康への道になるということを学ぶことが出来ました。お話を聞いていく中で高齢者や障害を持つ方に対し福祉の技術を持つプロだけでなく、そうでない人も関わっていくことがどれだけお互いに影響を与えているのかを強く考えるようになり、それは「関わることで健康になる」ということ以外にも今まで持っていた偏見などが実際に関わってみることで変化したり、見えていなかったものが見えて来たりすることもあるのではないかと感じさせられました。

また、人は生まれながらにして共感する力や思いやりの力を持っていることが証明されているというお話をされていました。これは一個人としてももちろん大切なことだと思いますが、福祉や保育を学び将来現場に立つ可能性がある学生にとって感情や言葉に思いやりや共感を持つというのは当たり前のように大切にしていかなければいけないことであると同時に忘れてはいけないものであると感じました。

今回の特殊研究講座ではごちゃまぜの魅力を知ることが出来たとともに金沢だから出来たという場所が関係している訳では無いということを感じたように思いました。それは人と人とが関わるということに場所は関係していないからであり、私たちが普段生活しているような大都市になると関係が人同士の関係が希薄な部分も多々あるように感じますが人の生まれながらの力を思い出し、もっと色々な場所でこのような場所を作り広げていくことが出来れば必ず繋がっていくことが出来ると考えました。

私自身も特殊研究講座で得た考え方や大切にすべきものを普段の生活だけでなく、専門分野を学ぶ身としても今後の生活に活かしていけたらと思います。

(福祉社会学科2年 竹内 みゆう)