12月23日お昼休みの時間を利用し、『第三回オンライン就活サロン』を開催致しました。登壇者として有名テーマパークの職員としてご活躍されている阿部裕子様をお招きさせて頂きました。あいだに冬休みが入ってしまいましたので、少し時間が開いてしまいましたが、共有したい内容が多くありますので、ブログを通してお伝えしたいと思います。
まず、今回の就活サロンでは事前に阿部様がPPTをご用意してくださり、それを元に阿部様がテーマパークで働かれているうえで大切にされていることや、仕事の概要、経歴、求める人材像などをご説明して頂きました。その後に、生徒からの質問に答えて頂きました。
【仕事関連・大切にされていることに関して】
①有名テーマパーク職員が求める人材像について
②人材育成の重要性について
③創立者の4つの言葉について
④就職活動で大切なこと
⑤有名テーマパークの新卒採用について
⑥大変だったこと・やりがいを感じたことについて
求める人材像として大きく「より良く、やりきる、一丸となって」を掲げており、中でも「決断力」が大切であるとされています。震災など大規模な緊急事態が発生した際、時間をかけて判断をする時間はありません。従って、優先順位を見極め迅速に行動する力が必要だということです。
就職活動で大切なこととして、自己理解・仕事理解を挙げられており、自分が輝ける場所を見極めるために自分に対しての理解が必要であるとし、「これだけは譲れない」というものを見つけ、それがその仕事で叶えることができるのかを考えるべきだとされています。
「ひとがひとを支え、ひとによってひとが成長する」
この思いを大切にしながら人材育成を重要とし、対話を通して自分を信じ相手も信じることで、何のために仕事をするのかを再認識し自発的な行動を大切にすべきであるとのことです。
また、世界的に有名なテーマパーク創立者の4つの言葉を阿部様から送って頂きました。ご興味のある方は是非、ご自身で調べて頂ければと存じます。
ヒントは「夢を叶える秘訣は4つの言葉のC」です。
新卒採用についてですが、これは会社側が新卒に時間と費用をかけることになります。企業との「相性」が大切であり、互いの目的が一緒であることが理想的です。考えと事業が一緒か、企業理解と自己理解を深めることがポイントとなります。
大変だったこと・やりがいを感じた瞬間は、パークで発生したトラブルや相談に対応する総合案内所のキャストとして臨機応変にサービスをするのは大変だと言います。しかし、話をすることでゲストに「良かった」と言ってもらえる喜びを感じるときや、ゲストの思い出が残念でなくなった瞬間がやりがいを感じられたということです。
これは「役に立つ」仕事でもあるわけです。
そうした面で、福祉社会が軸にしている部分と関連性は十分にあると考えられます。
「ひとの笑顔を創りたい」思いは変わりません。
どの様な気持ちでこの学科に入ったのか、ひとの役に立つという点でテーマパークと同様の部分があるので、その気持ちを忘れないでほしいと仰っていました。
事後アンケートでは、「働くうえで大事なことや面接に当たって気を付けるべき点を直接聞くことが出来、とても勉強になった!」「福祉とも通じる考え方を知ることが出来て良かった!」という参加者からの声が寄せられました。就職サロンに関する満足度として、非常に良かったが50%、良かったが25%という数字にも表れているように、阿部様の就職活動のエピソードや採用者側の目線でのお話を伺えたことが大きかったのではないかと思います。事後アンケートからは、「就職することが目的なのではなく、就職したその先を見据えてどのような生き方をしたいのかということが重要であると知り、今一度自分を見つめ直そうと思うことが出来た!」という意見もありました。今回の就職サロンも、私たち学生にとって現場の方のお話を伺える貴重な経験となりました。アンケートの意見も活かしながら、次回以降のサロンに繋げたいと思います。
(3年就職サロン実行委員 井上 菫・松田 美月)