授業紹介⑮ 保育実践演習Ⅰ・Ⅱ

保育士養成課程必修科目の演習科目をご紹介します。
前期の「保育実践演習Ⅰ」では、子ども向け保育教材を製作します。まず、保育士をしながら子ども向けの手遊びや親子向けふれあい遊びうたなどをプロデュースしている小川俊彦氏のワークショップを体験し、教材づくりのヒントを得ます。
その後製作物を主活動とする指導計画を作成し、模擬保育を行って保育所実習に備えます。

  

後期の「保育実践演習Ⅱ」では、保育所実習における自らの実践を振り返りながら、保育現場に求められる実践力とは何か、資料やグループ・ディスカッション等を通して検討します。さらに保護者支援に必要な実践力についても学び、保育所における保護者会の企画や保護者向けアイスブレーキングのロールプレイ等を通して実際に実践力を身につけます。

最後に、実践の土台となる保育士の倫理について、全国保育士会による「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を用いて、自身の保育と自身が見てきた現場の保育を振り返り、最後の実習に向けた課題を考察します。
実践演習の授業は、人と体験を分かち合う喜びを、学生達が実感できるような時間となるよう心がけています。

授業担当者:佐藤千晶