12月20日(水)に精神保健福祉援助実習の実習報告会を開催しました。精神保健福祉士をめざす4年生6名が夏の実習を踏まえて、精神障害のある人とのかかわりから気づいたこと、精神保健福祉士の業務や役割について理解したことを報告しました。
また、実習は精神科医療機関と地域の障害福祉サービス事業所の2カ所で実施するため、2カ所の実習を通して考えた精神保健福祉士の専門性とは何かについて自分の言葉で語りました。
利用者から精神疾患を抱えながら生活することの困難さについて聞いたり、一方で自分の病気とうまく付き合いながら就労し、自己実現を目指している利用者のお話を通して人の変化の可能性を信じたりなど、学生は実習で出会った利用者から多くの気づきを得ることができたようです。学生が自分の言葉で語る姿は、実習に真摯に向き合ってきた証だと思います。
報告会には3年生のほか、飛び入りで卒業生も参加し、報告会後の交流会では、実習に対する不安や準備のこと、就職活動や国家試験対策のことなど、積極的に4年生に質問し、交流を図っていました。こうした先輩後輩の関係も大切にしながら、精神保健福祉士をめざす学生のネットワークが深まればと思います。
4年生のみなさん、実習本当にお疲れさまでした。
(教員 坂入)