2019年度 ソーシャルワークプロジェクトⅠ~実践活動報告その3~

こんにちは!

昭和女子大学 福祉社会学科のR.T R.N S.O Y.N M.Tです。私たちのグループは、ソーシャルワークプロジェクトという授業で精神や知的障害分野のボランティアに行った仲間で構成されています!今回は、それぞれの活動や活動通して学んだことをご紹介したいと思います。

S.Oの活動内容

私は、精神障がい者の方の就労継続支援施設である「NPO法人 古太萬の会 佐久間さんち 就労継続支援B型事業所」に行ってきました!
この施設では、わがまんま弁当の制作・販売や公共施設の清掃、カフェの経営などを行っていて、その中でもお弁当づくりのお手伝いを私は行いました。
利用者の方は丁寧な作業を繰り返し、お客様に喜んでいただけるよう日々改善点をまとめていて、真面目で優しい印象を受けました。
また、精神障がい者の方から直接障がいがあることに対する意見をたくさん聴くことができ、貴重な体験ができました。

Y.Nの活動内容

私はSWPⅠの活動で、「世田谷区立梅丘ウッドペッカーの森」へ3日間のボランティアに行きました。
精神障害者への理解を深めたいと思い、この活動先を選びました。
利用者の方と一緒に作業を行う中で、一人ひとりの性格や個性が見えてきて、とても楽しい時間が過ごせました。障害者だからといって、一括りにされて差別されるべきではないと改めて思いました。

R.Tの活動内容

わたしは「手話サークル 輪の会」さんでボランティア活動をさせていただきました!

《1日目》
前半は指文字や簡単な手話の学習をし、みなさんの前で自己紹介をしました。
後半は、聴覚障害のある方々とのお話をしたり、手話劇の発表を観たりして、障害への理解を深める活動を行いました。

《2日目》
前半はろう学校の主任教諭の方の講演会に参加させていただき、「ろう学校の今」について学びました。
後半は、1日目に発表した手話での自己紹介に加え、長い文を手話化し皆さんの前でお話しました。
わたしは今回の活動で、聴覚障害のような目に見えない障害をもつ方は、困っていても気づかれにくいということを再確認しました。そして、日常生活で支援を必要としている人がいないかを、今まで以上に気にかけるようになりました。

R.N

私は、就労継続支援事業所である「特定非営利活動法人世田谷さくら会 喫茶室パイン」に活動に行きました!
そこは、病院の中にある喫茶店で、利用者の方は食事の提供やお店の掃除などの主にホール業務を中心に行っていました。そしてわたしも利用者の方に混ざって一緒にお仕事を行いました。職員の方は主に調理を担当していたのですが、ホール業務はほとんど利用者の方のみで協力して行なっていました。利用者の方は、わたしに丁寧に仕事内容を教えてくださり、休憩時間は一緒にご飯を食べてたくさん会話をすることができました。

授業では、施設の存在意義、活動先のサポート、どのようなセクターからの支援が必要であるか、私たちが出来ることを付箋を使って書き出し、ポスターにまとめました。

 

グループの全員がボランティアに行って感じた社会的な課題は、障害者に対する理解が浸透していないことです。障害者を支える人材と障害者に任せられる仕事の量が少ないことが現状です。共生社会を作っていくためには、地域のイベントに施設単位で参加することや健常者がボランティアを積極的にすることだと思いました!

今このブログを読んでいる方が少しでも障害分野に興味を持ってもらえると嬉しいです(^_^) (M.Tより)

《用語説明》

就労継続支援施設→一般就労に就くことが難しい障害を持った方などが就労訓練を行う場所。